- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094521184
作品紹介・あらすじ
源雅遠と藤原詞子は相思相愛の仲。ただし家同士の軋轢と詞子が背負っている呪いゆえ、二人の関係は世間には秘密。紆余曲折の末、雅遠は、詞子姫と幸せに結婚するには左大臣の父の力を借りず己の実力のみで、立身出世しなくてはならないと気づき、出仕を始める。そんな折、雅遠は父から結婚を命じられた!?そこにある政治的思惑も潜んでいて…。雅遠は詞子姫をどう守るのか!?大人気の平安ラブロマン。
感想・レビュー・書評
-
源雅遠は左大臣の父に頼らずに藤原詞子を守るため朝廷に出仕することになるが、じっと大人しくしていることができず、いろいろな風を引き起こす。前巻の盗賊騒ぎが、帝が寵愛する登花殿の女御を亡き者にしようとする企みであることを見抜き、詞子に女御の保護を頼む。この女御がなかなか魅力的な人物で面白い。雅遠が頼もしい働きをするのもいいね。物語はどんどん展開していく。その中で、詞子がどう変わっていくかも楽しみだ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・※表紙の殿方は雅遠さんです
・帝まさかの20歳
・そして登花殿様24歳姉さん女房
・藤間麗先生作画じゃロリロリやんな
・保名さんと葛葉もしかしてお似合いか
・父宮もしかして:クズ
・敦時さんの圧倒的CV石田彰感
・ツンデレる利雅 -
シリーズ3冊目です。
弟君がじつは。
ツンデレですか?
ちょっといい味だしてます。
このシリーズはいままでのところいろいろ事件はありつつも主人公の二人がぶれないのが嬉しいです。 -
境遇と家同士の軋轢から秘する仲である雅遠と詞子。正式に結婚するため、雅遠は出仕するものの、結婚話が持ち上がる。
よくよく考えてみると、十代で結婚とか、家を構えるというお話をしていて、すごいなぁと感心。
雅遠の出世には、いろいろと障害があるものの、それを片づけて上に上がっていくのは、快感です。
詞子も少女小説のよくある『おとなしいけど、心優しく、芯がある』キャラクターなのですが、キャラクター造形に無理がないせいか、嫌みがありません。内助の功がいつも見ていて気持ちがいいです。 -
とうとう購入してしまった3巻!
詞子と幸せになるには、自らの力で出世しなければならないと気付いた雅遠。詞子と出会ったことで雅遠が将来について真面目に考えるきっかけができて、尚且つ詞子も悲観するばかりでなく「幸せになりたい」と段々思うようになっていって、二人の出会いや二人を取り巻く人間模様がすごくプラスに作用していることがとっても嬉しかった(*´▽`*)
純愛良いなー。こんな風に愛されてみたい。こんな風に大切にされてみたい。 -
雅遠が仕事を始めたり、政治的陰謀に巻き込まれたりと、読み応えのある巻でした。個人的に、ラストの弟君がかわいかったです。普段は雅遠のことを嫌って馬鹿にして嫌味ばっかり言っているのに、衣装を用意してあげるなんて! 利雅の株がちょっとだけあがりました。
-
話がやっとこみ合ってきましたね。
色々策謀めぐってこその平安ものですね!
挿し絵が何かと桜姫と雅遠のいちゃいちゃした2ショットで、二十歳すぎがお外で読むには大変恥ずかしかったです。
おうちでよみます。