精霊王の契約者 ~騎士と乙女の恋愛狂想曲~ (小学館ルルル文庫 う 1-18)
- 小学館 (2012年11月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784094522419
作品紹介・あらすじ
音楽で精霊の加護を受ける世界。『憂いの姫君』と呼ばれるカルラは、顔とバイオリンの腕は超一流な守銭奴。そんな彼女が、世界を守護する精霊王の契約者に!?つい高額報酬に騙されて、カルラは演奏に足りない"愛"を学ぶハメになるが-現れた恋愛指南役は、爽やかな笑みを浮かべる出世第一主義の曲者騎士!「あんたと私で、どうやって愛が学べるのよ!」世界とお金と出世のため、猫っかぶり同士の打算的疑似恋愛がはじまる!-。
感想・レビュー・書評
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カルラが凄く良い子。少しずつ愛を知っていく様子がとても可愛いです。
特にレオンがデロ甘なので、とても甘い内容になってます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お互いに猫をかぶっている男女がそれぞれの目的のために手を組むというので、さぞやドライな関係を築いてくれるのだろうと序盤で少々期待しすぎました。
楽しかったのですが、ちょっと物足りない。 -
ルルル文庫らしい王道ロマンス。
最初の感じでは、ヒロイン、ヒーロー共にもっと癖のある人物かと思ったら、中盤で割とすんなり素直になってそこが少し物足りなかった。
しかし、一冊でまとめるためにはしかたなかったのかも。
結構おもしろかったから、二人の前にもっと障害を用意して、連作にしてもよかったくらい。 -
絵とか設定とか、序盤の話も良かった。でも、ちょっと距離の縮まり方が好みじゃなかったかも。
演技から始まる恋ってパターンだけど、結構すんなりで、恋愛面でも物語面でもあまり障害とか波乱万丈さは感じなかった。
私にはドロドロ成分が足りず、かわいい話だなあという感じです。 -
ストリーの筋立ても、読後感も良く、可愛らしい高星 麻子様のイラストが萌え。
でも、前半、期待たっぷりに腹黒かったので、もっとお互いのすれ違いがあるのかと思っていたが、楽士としての彼女のプレッシャー以外、二人の愛は順調だった。猫かぶり鬼ロマかと思ったのに、違った。
(そんな自分の腹黒さを呪う)
愛を知るという、まっとうな彼女の成長の物語だった。
淑女を夢見る良い子なルルル乙女達が読む雰囲気の本
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守銭奴ヒロインと猫被りヒーローという出だしの設定は、ヒロインが契約者になってからはあまり活用されてなかったような。二人とも実は真面目な質で、結構健全堅実な初恋物語的な流れでした。
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見世物小屋でバイオリンを演奏する少女・カルラ。そんな彼女が信じるのはお金と自分の努力だけ。お金を稼ぎいつか自由の身になるためカルラは猫を被り、清楚で儚げな美少女として日々バイオリンの腕を磨く。そんなある日、彼女は街中で人買いに連れ去られそうになっている少年を助けたのが運命の分かれ道。少年は実は世界に奇跡をもたらす精霊王で、カルラは彼の契約者になってしまう。高額報酬に騙されてカルラは演奏に足りない”愛”を学ぶことになる。その指南役としてカルラの前に現れたのは出世第一主義の曲者騎士で・・・。
面白かったです。守銭奴なカルラの性格も潔かったです(笑)後半はちゃんと乙女でしたしww相手役の曲者騎士レオンもえせ爽やか騎士かと思いきや、ちゃんと爽やかでした(笑)キュンとしました。高星さんのイラストも綺麗で素敵♪ラスボスは予想通りでしたが話はとても面白かったです。続きが出てほしいなと思いますが、話はすっきり終わっているのでどうかな?作者の宇津田さんの話は個人的にどれも好き。