戦う広告

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 37
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784096261385

作品紹介・あらすじ

日中戦争開戦から敗戦まで、戦時下の生活をいきいきと伝える雑誌広告350点。

感想・レビュー・書評

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  • 1930年代後半のモダニズムの高揚、市場経済がある程度成立している故の多種多様な「広告」の存在から、太平洋戦争開戦直後の高揚した雰囲気、そして1943年の「広告なんてほんとはだしている余裕なんてありません」といいいたげな余裕のなさ、そして1944・45年の「薬と金融(貯蓄・保険・債権)以外売るもんがありません。おまけに紙の質も悪いので凝ったことできません」としかいえない状況・・・・まさに広告で見る「敗北の記録」。

  • 朝日に軸足を置いている〜開戦当初の勝利を引きずり,苦しくなると1年頑張ろうとなり,敗戦でもすくに切り替えることはできなかった〜年輩の人かと思ったら,昭和42年生まれでした。リアリティに欠けるね

  • 或る意味、こういうのもムック本というのだろうか。戦時広告とは云え、戦時中の庶民の暮らしに関わる話でも或るから。唯、内容は今ひとつ、これ程、資料が少ない訳が無く、同じ企業、同じ製品の広告が羅列されているだけで、少しがっかりした。

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著者プロフィール

1967年、千葉県生まれ。歴史・乗り物ライター。航空機、船舶、鉄道などから太平洋戦争を読み解く乗り物ファン。著書に『B-29の昭和史――爆撃機と空襲をめぐる日本の近現代』(筑摩書房)、『帝国日本の交通網――つながらなかった大東亜共栄圏』(青弓社)、『日本を動かした50の乗り物――幕末から昭和まで』(原書房)、『戦う広告――雑誌広告に見るアジア太平洋戦争』(小学館)など。

「2023年 『女子鉄道員と日本近代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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