地獄めぐりの橋: ぴっかぴかえほん

著者 :
  • 小学館
2.85
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本棚登録 : 92
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097253020

作品紹介・あらすじ

怖いけど、ちょっとだけ見てみたい地獄の本

不思議な伝説がある井戸を下りるとそこは、鬼達が忙しそうに働く地獄の世界だった・・・!
鬼につかまり、閻魔殿の裁きの間へ連れ出される“ぼく”。
そこには「浄玻璃の鏡」や「人頭杖」があり、ぼくの悪い行いがさらけ出され、
あわや「炎地獄」に放り込まれそうになってしまう。
そのとき助けてくれたのが小野篁という人だった。“ぼく”を元の世界に戻してくれるついでに、地獄を案内してくれることに・・・・・・。

地獄は地獄らしく、オブラートに包まずに描いた地獄絵図が繰り広げられます。(刺激の強いページもありますので、ご注意ください。)

京都の古刹・六道珍皇寺の“地獄につながる井戸”と小野篁伝説がモチーフとなった絵本です。

<六道珍皇寺ご住職・坂井田良宏氏の推薦コメント>

人は死んだらどのような世界にいくのか。
よい行いをすれば天国や極楽・浄土といった幸せな世界へいき、
わるい行いだと苦しみのまちうける地獄へおちる。
つまり、わたしたちの毎日の行いのつみかさねが、死んだあとの世界へとつながっているといえます。
この絵本は、わるい行いをしたときに、きっと正しい道をてらしてくれることでしょう。


【編集担当からのおすすめ情報】
学習雑誌『小学一年生』にミニ絵本付録として掲載された際に、大きな反響がありました。読者のみなさまの声をいくつかご紹介します。

◎地獄とか閻魔様の話は子どもの時に一度は読んでおきたい話だと思います。絵も素敵で怖がらすだけではなく、オチもついていて良かったです。

◎怖いイメージがありましたが、子どもにとてもストレートに伝わる内容で、分かりやすくて良かったです。絵もとても細かくキレイに描かれているので、大人が読んでもいい一冊でした。

◎子どもが恐る恐るながらも一人で読んでいたのが印象的でした。わかりやすく、救いのある終わり方にほっとした様子でした。

◎「地獄は怖いところだけど、いいことをしていれば天国へ行けるよ」と、子どもと話し合う良い機会になりました。

皆様からの感想コメントも、お待ちしております!

感想・レビュー・書評

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  • 2022.6.1 3-1


  • 怖過ぎる

  • じごくにはぜったいにいきたくない
    ↑6歳の娘の感想。絵が結構リアルで少しびびってました。

  • 息子7歳2ヵ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り) ◯
    ちょうど良いボリューム ◯
    その他 

    「地獄」をとりあげる作品はたくさんあって、息子も大好きなテーマだけれど、
    今までよんできたものはどちらかというと小さなこども向きの優しい作品。
    本作品は少し「現実的」で、残酷なシーンもたくさんあります。そのため、息子は少しビビりながら読んでいました。
    小学生の男の子に、いましめで読ませるのに、とてもよい「地獄」モノだと思います。

  • 古井戸を降りていった男の子が地獄で小野篁さんに危ないところを助けられ、一緒に地獄をめぐり人の在り方を考える。小野篁が使ったとされる地獄に通じる井戸の逸話は知っていたのですんなり世界に入っていけた。
    流血はもちろん、焼かれたり刺されたり釘を打たれていたりする緻密でリアルな絵は未就学児にはちょっと刺激が強そう。地獄ってどんなところか知りたい!って好奇心を抑えられない小学生の地獄ガイドにはうってつけ。
    地獄めぐりの橋、完成したら通ってみたいような…いや、やっぱりこの世で地獄絵を見てるだけで十分お腹いっぱい。

  • 学校近くのお寺の古井戸から中に入るとそこは地獄だった
    橋があって作っている最中
    鬼たちに捕まったところを小野篁に助けられる
    地獄は人間が増えて鬼も閻魔もへとへと
    地獄めぐりの橋を作って見学させる予定

    鬼たちがスリム

    奪衣婆とか浄玻璃の鏡とか説明の文字が絵の中に書いてあって分かりやすい。

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著者プロフィール

絵本作家・挿絵作家

「2023年 『地理・歴史・SDGsの視点でひも解く 日本の世界遺産③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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