- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784097272793
感想・レビュー・書評
-
ペンギン君のママがもんのすごく怒鳴ったら、ペンギン君の体はバラバラになり、頭は宇宙へ、おなかは海へ、つばさはジャングルへ、くちばしは山のてっぺんへ、おしりは知らない町の中へ飛んで行っちゃった。
足だけになったペンギン君のところへママが来て、船に乗って集めてくれたペンギン君のかけらを丁寧に縫い合わせてくれた。
これを子供たちに読んだ時、「お母さんみたい」とは言われなかった。バラバラになったのは私の心のほうだったかな。「ウソつけ!」って言われるかな。子供たちの心をちゃんと縫い合わせるのを怠ってきたから。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大好きなお母さんに怒られる。
子どもにとってそれは、心と体がバラバラになって飛んで行ってしまうような衝撃なのでしょう。
でも、バラバラになった心と体を拾い集め、縫い合わせてくれるのもまた、お母さん以外にはありません。
この絵本のお母さんが素敵なのは、きちんと「ごめんね」って謝れること。
大人も間違えることはあるし、愛が行き過ぎて子どもを傷つけてしまうこともあるけど、相手が子どもだからといい加減にせず、きちんと謝ることが大切だと思うのです。 -
ママがものすごくどなったら、ぼくの体がバラバラになってとんでいっちゃった。ぼくは、あしだけに なっちゃったから、見つけたくても目がないし……「たすけて」って 言いたくても、くちばしも ない。・・・と、何だか切ないお話ですが、結末は暖かい気持ちになるので安心してくださいね。
それにしてもこの本を手に取った時、「うわっ!」って思いましたよ。まるで私のことみたいって。子供の時ひどく怒られると、ほんとうにこの本のぼくのようにバラバラになった気がしたものです。それなのに今は『おこりんぼママ』に度々なっています。だからママの気持ちと子どもの気持ち、どっちも分かるなあって思うんですけどね・・・。
-
Schreimutter
愛生氣的媽媽 -
私の子どもが妻に怒られた後、しゅんとしてこの本を持ってきた。
-
おかあさんがどなったら体がバラバラになるという表現が、色んな気持ちをすべて包括した表現のように感じた。
-
ドイツの絵本。
ママに怒られたペンギンの子どもの体がバラバラになって飛んでいっちゃう、なかなか衝撃的な絵本。
だけど娘はすごーく楽しそう!
母に怒られるって子どもにとってはこのくらいのインパクトがあるってことなのかも(^_^;) -
2016.3
-
ママに怒られて、いきなりバラバラになってしまう・・・。
パンチの利いたストーリーですが、テンポがよく、ユーモアがあるので、残酷なイメージはありません。
子供をバラバラにするのもママなら、拾い集めて元通りにするのもママ。
それを繰り返して、成長していくんですよね。 -
おとうさんは、いないのかな。
それだけ。
こころのほんだから5おもしろ(母注 ★5個の意味)