いただきまーす!シリーズ からあげくん (いただきま~す!シリーズ)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 243
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784097273387

感想・レビュー・書評

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  • 「おにぎりくん」「たまごやきくん」「からあげくん」と三冊揃ったシリーズです。

    前半はからあげくんが作られる様子で、出来上がってから後半は「おにぎりくん」「たまごやきくん」「からあげくん」が揃っておでかけ。「おにぎりくん」と「たまごやきくん」共に、後半の絵とおハナシはシリーズ3冊ともほぼ同じつくりとなっているので、可能であれば全3冊を揃えて一緒に読むと面白いです。

    大半のページは文字が少なかったので、ひらがなが読めるようになった3歳の息子が読むのにちょうど良かったのですが、子どもが読むにはやや文字が小さい(子どもの読む気をそぐ)のが難点でした。特に煩雑な絵でないので、文章でないページだけでも、もっと大きい字だと良かったのになー。

    ちなみにからあげくんが作られるシーンでは、最初にわとりが登場しますが、次のページではむね肉、もも肉、てばさき肉が登場します。これ、大人が読むとちょーっと複雑な気持ちになります。

  • お弁当の定番、からあげくんができるまでを描いたこの本、実は同時に発売された『おにぎりくん』『たまごやきくん』は重版している。この本だけがとりのこされているらしい。

    確かに、他の2冊に比べたら脂っこくて、絵本の読み聞かせをしようしよう、ってな積極的なお母さんたちにしてみたら、からあげくんは「不健康メニュー」だ。
    (子供は、なぜかそういう不健康メニューが好きなんだが)

    いや、それだけじゃない。他の2冊とは決定的に違う点がこの本にはあるのさ。問題は、そこを親がどう捉えるかだ。

    「おこめさん」が「ごはんつぶ」になりおにぎりになる『おにぎりくん』。
    「たまごさん」が「ぱちんと割れて」やがてたまごやきになる『たまごやきくん』。

    しかし『からあげくん』のスタートはこうだ。

    「にわとりさん」→「むねにく ももにく てばさきにく」

    1ページ目の愛らしい鶏が、次のページで突然、肉のパーツになる。
    ・・・・衝撃的じゃないですか。
    子供にはきつい、とお思いだろうか。

    かわいらしい、と思う動物を食べている現実。
    動物の命を絶って、ワタシたちが生きているという現実。

    そこから感じる食の大切さというのが、あるんじゃないのかにゃ。
    臆せず子供に話して行きたいと思うよ。

    リズムのある言葉にのせて、命をわけてもらってること、語りませんか。

  • たまごやきくんの方がおいしそ~

  • 最初のページに“にわとりくん”が出てきて、
    次のページに“ももにく、むねにく、てばさきにく”が出てくる…
    これはすごくシュールだ!!と、父母でかなり盛り上がりました。
    我が家の息子は乗り物の次に食べ物が出てくるお話が好きみたい。

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著者プロフィール

1955年、岐阜生まれ。『ピンクとスノーじいさん』『ようこそ森へ』(徳間書店)、『プレゼント』(BL出版)、の三作品でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』(徳間書店)でBIB世界絵本原画展金牌、『なつのいけ』(ひかりのくに)で日本絵本大賞を受賞。絵本に『やきいもの日』(徳間書店)、『カッパがついてる』(ポプラ社)、『フィフィのそら』(ひさかたチャイルド)、『よぞらのほしは』(フレーベル館)、『きぜつライオン』(教育画劇)など多数。

「2007年 『いっちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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