- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098235018
作品紹介・あらすじ
芸人、芥川賞作家・又吉直樹 初の新書
芸人で、芥川賞作家の又吉直樹が、
少年期からこれまで読んできた数々の小説を通して、
「なぜ本を読むのか」「文学の何がおもしろいのか」
「人間とは何か」を考える。
また、大ベストセラーとなった芥川賞受賞作『火花』の
創作秘話を初公開するとともに、
自らの著作についてそれぞれの想いを明かしていく。
「負のキャラクター」を演じ続けていた少年が、
文学に出会い、助けられ、
いかに様々な夜を乗り越え生きてきたかを顧みる、
著者初の新書。
感想・レビュー・書評
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20代のころ、又吉さんの影響を受けて、中村文則さんや西加奈子さん太宰修など、結構読みました。そして、また、読もうかなと思いました。紹介されてた、他の方のも。
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本をたくさん読んできた又吉だからこそ、小説の中のキャラクターやそれを書いた時の作者の気持ちを繊細に捉えていて、その能力こそ、彼が日常において他者を思いやる優しい気持ちに繋がっているのだろうなーと思う。人間として深い人だなぁ。心に残る言葉がたくさんあり、だから私は又吉が好きなんだな、と改めて思った。
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ふと手に取って読んだ本ですがめちゃくちゃ面白かったです。本を読みたくなる本でした。
又吉さんの本に対する愛情が伝わってきました。 -
カテゴリ分けできないタイプの本。
又吉らしさがすごく出ている。
本読みが表現しにくい、本を読む理由をあえて、手を変え品を変えて伝えようとしてくれる。
うん、うん、、よくわかるよ、ご同輩。ありがとう、言葉を尽くしてくれて、って気持ちになった。
もう一回きちんと読もう。歯磨き本にはもったいなかった。 -
又吉の幼い時の話などなかなか面白い。こんな少年だったのかと…。本が好きになっていく過程が興味深い。
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大変おこがましいですが、又吉さんに通ずる部分が僕にもあるんだとわかり、さらにその自意識はたくさんの有名な文学者たちにも流れていることも教えてくれました。これからも本を読み続けていき、どデカい真理に辿り着いてみたいなと思います。
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近代文学に助けられてきた半生を綴ったような又吉直樹のエッセイ。読んできた本が近いので、わかるわかると首がもげそうになりながらあっという間に読了。太宰や芥川をいくつか読み返したくなった。
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24年1月5日読了
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好きな芸人であり、読書家であり、作家の又吉さんの新書。夜を乗り越えるというのは、その夜さえ乗り越えれば、あの文豪も・・。太宰、芥川、夏目等々純文学が読みたくなりますね。一度は挫折しがちな純文学ですが、また読んでみようかなと思います。
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デートして彼女面白くなかった、
「俺がおもろくしてやるねん!」
これが良い