モデル失格 ‾幸せになるためのアティチュード‾ (小学館101新書 24)
- 小学館 (2009年2月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098250240
作品紹介・あらすじ
女性ファッション誌『AneCan』のトップモデル・押切もえ。現在、雑誌のみならずテレビ番組やCMなど活躍の場を広げている彼女ですが、そこに至るまでには、実はたくさんの挫折や苦労がありました。
モデルとしてのコンプレックス、不遇の時代、絶頂期の事故……決して順風満帆とは言えない半生を振り返りつつ、どんなときも努力をおこたらない、あきらめない姿勢の秘密=「HAPPYの見つけ方」に迫ります。
「“生きる姿勢”ひとつで、人は誰でも幸せになれる!」渾身のメッセージを込めた、押切もえ初の書き下ろしです。
感想・レビュー・書評
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小説を書く、
という選択にいたるまでの人生が気になって読んだ。その答えはあまり見つからなかったし、ものの捉え方の表現も、よくある内容なのだけれども、モデル、という良くも悪くも体への意識の集中の高めな人生、を送る人のなかでなぜか気になるのは、その変遷の振れ幅なのかもしれない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
良くも悪くも期待通り。山本周五郎賞の候補になった『永遠とは違う一日』の前に読んでおこうと思って…。
もえちゃんのことは雑誌で見ていたけど、いつも一生懸命感がビシビシ伝わってきて、正直読者としてはしんどかった。本書を読んで、本当に必死だったことが改めてよくわかった。頑張り屋さんなのは悪いことじゃないと思うけど、頑張りすぎている人を見ているのはつらい。
今はスポーツ選手の奥さんとして、一児の母として安住の地を得られたのではと思う。 -
図書館
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プロフェッショナルな人は、やっぱり違う。
自分は、会社員失格だ。
適当に仕事して、適当に休んで、リフレッシュできずに、憂鬱な気持ちのままで、また月曜日を迎える。
自分から、自分の限界を決めつけて、殻に閉じこもっている。
p.12
"自分の中の「失格」の烙印に気づくことが、すべての始まりだと私は思うから。"
殻を打ち破ろう。 -
辛いこともポジティブに乗り越えられるような気になりました。
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モデルとはいえ、一人の人間。ネガティヴだったもえさんが、ポジティブ思考になることで、良いことが巡ってくる、という感じ。
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モデルとしての押切もえちゃんには特別興味はないけれど、一人の女性として、尊敬や憧れは常にあった。
始めるのに遅すぎることはない。
やらずに後悔するより、やって後悔する方がいい。
何事もポジティブに。
自分に自信がなくなったとき、後ろを向いてしまいそうなとき、気がつくとこの本に手が伸びてる。
そんな勇気をもらえる一冊です。 -
すごく、自分に似ているなと感じた。
いわゆる「ポジティブ論」だが、押切もえさんの経験を基に読みやすい文章で、短時間で読むことができた。
「頑張る」ことを思い出させてくれる作品でした。 -
先日読み終えた小説が、とてもハードだったので、前向きになれそうな読み物を…と探していたところに目に留まった本作。
ファッション誌はあまり読むことが無いので、TVでお見かけする押切さんのイメージの方が強いのですが、以前から何となく気になる方だったので、この機会にと思い手に取ってみました。
自分からは程遠い所にいる綺麗なお姉さんという印象は変わらないけれど、その綺麗さは、元々生まれ持っているものにプラスして、様々な挫折や努力などによって磨き上げられているものなのだなぁと。
ちょっぴりポジティブパワーを分けてもらえる一冊でした。 -
前半は、押切もえが今までのモデル生活を振り返って、
どのようなことがあったのか、それらを通してどのように
成長をしてきたか、というのがまとめてあった。
後半は、日ごろの生活でどのようなことを大事にしているか、
どのように幸せになっていくのか、というところに
力点がある感じ。
モデルという職業の人が書いているので、美容の面などで
役に立つ情報も多いとは思うけど、美容以外にも
「プロとして仕事と接するということはどういうことか」
「どのようにして仕事を通して幸せになっていくのか」
というところは、多くの人にとって参考になるのではないかと思う。
自分にとっても参考にできそうなところは、少しずつでも
生活に取り込んでいきたい。