世論という悪夢 (小学館101新書 41)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098250417

作品紹介・あらすじ

マスコミ・知識人の情報操作によって、「世論という悪夢」が生まれる。我々がそこから覚醒するために、必要な真の知性とは?新聞・テレビが垂れ流すデマ、アイヌ問題や沖縄集団自決をめぐるタブー、天皇や戦争に関する無知…閉ざされた言論状況を打破する活字版「ゴーマニズム宣言」ついに見参。

感想・レビュー・書評

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  • 小林よしのりは文もちゃんと書けるんだから、もっと字の本も書いてほしい。もちろん漫画という表現方法がもっとも得意だからそうしているんだろうし、漫画じゃなきゃ読まない層にリーチするという意味もあるのはわかる。しかし、逆に漫画というだけでバカにして読まない人たちもいるのだ。そういう人たちにもガンガン読ませてやってほしい。

  • 思ってた内容と違った。

  • 世論(せろん)という大衆の感情表現を最大限重視するマスメディアが、果てしなく民主主義を堕落させていく。責任ある公的意見としての輿論(よろん)と、感情的な世間の空気に過ぎぬ世論(せろん)を明確に区別しなければ民主主義は短絡的な感情だけに流されて、長期的な展望が閉じられた迷路に嵌まって、身動き取れなくなることだろう。

  • かなりタブーというか
    結構個人批判が強いので
    苦手な人は要注意なのではありますが
    大嫌いな口だけ評論家の
    いけ好かない人が槍玉に挙げられていたのは
    まさにすっきりでした。
    (生理的に受け付けない人種でしたがやっぱり…)

    結局のところ、金のあるところには
    何かと汚れが絡みます。
    視聴率、売れるか、を気にする
    マスコミではそれは顕著でしょう。

    そして、新聞ですら、それが危ういこと…
    結局のところ真実を知りたいのならば
    自分の頭と行動を起こさねば
    得ることはできないということでしょう。

    いい意味でマスコミは
    信用できないことを知ることができましたね。

  • ブレずに議論をする事に好感がもてる。
    ただ、書き方のせいか自らが絶対正義と言っているように聞こえてならない。多分、個人と国家は別なのだろうが、そう割り切れるのはどれだけいるのだろう。戦時中の時代ならいざ知らず、現代ではどこまで響くのだろうか。
    軍隊は悪とは思わない、教育は先ず内容よりも組織の変化これは特に共感を持った。

  • (推薦者コメント)
    『ゴーマニズム宣言』活字版の試みである。マスコミの報道は、いつの時代も私たち国民を躍らせてきた。そんな中にあって、私たちは得た情報を一度「疑う」ことを見につけなければならないだろう。その考え方を見る。

  • 内容はまあゴー宣の活字版なんだけど、「日本は金持ちの子の努力だけが過剰に報われる社会」「教育の本義は平凡への強制」っていうのはなかなかに納得。

  • 書き下ろしかと勝手に思ってた。

  • 『ゴーマニズム宣言』の活字版。

  • おぼっちゃまくんの次に氏の書物に触れたのが、これだった。
    今まで、ゴーマニズム宣言など、なんとなく、こっち方面の書物を綴っているのは知っていたが、今まで手に取る機会も無かった。

    今回、はじめて手にした本書。正直、戦争・政治にうとい自分にとっては、難解な部分もあったが、総じて、刺激的だった。

    なんとなく、三島由紀夫を思い出したのは、なぜだろう?

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著者プロフィール

1953年8月31日生まれ。1975年、福岡大学在学中に初めて描いた漫画『東大一直線』が赤塚賞の最終候補で落選するが、雑誌に掲載され、大ヒットとなる。『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など話題作多数。
●主な著書
『新ゴーマニズム宣言10』(2001、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special 台湾論』(2000、小学館)、『新・ゴーマニズム宣言Special「個と公」論』(2000、幻冬舎)、『ゴーマニズム宣言9』(2000、幻冬舎)、『朝日新聞の正義』(共著、1999、小学館)、『自虐でやんす。』(1999、幻冬舎)、『国家と戦争』(共著、1999、飛鳥新社)、『子どもは待ってる! 親の出番』(共著、1999、黙出版)、『ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル』(1998、幻冬舎)、『 知のハルマゲドン』(共著、1998、幻冬舎)、『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論』(共著、径書房)、『教科書が教えかねない自虐』(共著、1997、ぶんか社)、『小林よしのりのゴーマンガ大事典』(1997、幻冬舎)、『小林よしのりの異常天才図鑑』(1997、幻冬舎)

「1997年 『ゴーマニスト大パーティー3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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