韓国「反日フェイク」の病理学 (小学館新書 チ 1-1)

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  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098253463

作品紹介・あらすじ

韓国の「反日」は嘘と捏造で作られている

韓国艦艇による自衛隊機へのレーダー照射事件や、韓国最高裁による日本企業への徴用工賠償命令など、韓国で再び反日ムードが高まっています。

韓国のマスコミや教育現場で拡散されている「日本批判」の数々。

しかし、本書の著者、韓国人作家の崔碩栄氏は、「韓国の反日報道や教科書の歴史記述には、驚くような捏造がまかり通っている」と指摘します。

例えば、韓国の公共放送が「独島(竹島)を奪おうとした日本軍」との字幕とともに放送した写真。崔氏の調査により、これはノルマンディー上陸作戦の写真と日章旗の写真、竹島の写真を合成したものだということがわかりました。

さらに、韓国が「朝鮮人強制連行」の悲劇のシンボルとして繰り返し使用する落書き。朝鮮人徴用工が筑豊炭田の宿舎の壁に「お母さんに会いたい、お腹が減った」と書いたというものですが、これも、北朝鮮系の組織が製作した映画の演出として書かれた「フェイク」であることがわかりました。

崔氏はさらに、韓国の「反日」が意図的に作られた背景を明らかにしていきます。その背後に浮かび上がる北朝鮮の影ーー。まるで、良質のミステリーのように韓国の反日の裏側を鮮やかに暴いていく衝撃の書です。

感想・レビュー・書評

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  • Yahoo 2019.7.16

  • ふむ

  • 現在の反日の大半は、後から人工的に作られたもので、それはもう、彼の国の「反日フェイク」言っちゃえば捏造とか意識的な曲解、自分たちがやったことを日本のせいにする、そう言ったことを国是として来たから。

    昔からかの国はちょっと理解不能だろうと思ってはいたが、確かに、戦後すぐには問題になってなかったことが随分後になってから異常に極端に現れて来る。
    北の工作、反米の手段としての煽りに乗ってるところもあるようだが、日本にはマウント取ってボコボコにしていい、そのための手段は正義だと言う、もう信念とかではなくって、それを取ったら国としてまとまらない。

    竹島アシカの件は知らなかったなあ。

    筆者は、一つ一つを、当時の報道やら書面やらのエビデンスに当たって、いかに根拠がなく、一定の思想に沿って炎上したかを表してくれる。

    で、最後は「本当は日本が好きな韓国人」と言われてもな。DV夫かよと思う。付き合う対象ではない。

  • よくある嫌韓本とたいして違いはない。旭日旗や慰安婦問題、強制労働の話は昔はほとんど新聞では話題になっていなかった。

  • 韓国の反日感情がいかに捏造されたもの、教育者の無知によるものかが良くまとまってる良書。
    日本人の右寄りな人が書くとかなり割り引いて読まないといけないが、韓国人の著者が書いており、ファクトチェックモそれなりにされているので、やはりそうだったか!と納得させられた。
    30年前まではなかった性奴隷、徴用工もみんな希望して行ったものであったり、過去の資料を紐解けば矛盾がいくつもあるのに、それを無視して報道し、教育する。。
    日本人の韓国特派員は、もう少し抗議すべきだったし、大使館員は何をしてきたのだろうか?????

  • 著者は韓国人である。にも、かかわらずここまで自分たちの病理を深く書ける人は珍しい。一般に韓国の「反日」は過去の日本の植民地支配が原因だと思われていることが多い。しかし、過去の恨みからいえば、朝鮮戦争での恨みはもっと深いはずだ。にもかかわらず、容共政権の誕生もあって、いま北朝鮮に対する恨みはそれほど深くはない。同じことがかれらの存在がなければ朝鮮統一ができたはずだというアメリカにも当てはまる。ベトナムなどあのような残虐な戦争を強いられたにもかかわらずアメリカと友好的に振る舞うのは、信じられないことだが、人間は努力によって和解できるということを物語る。では、韓国とはどうして和解できないのか。いや、それどころかますます関係が悪くなるのはどうしてか。それは、一つには北朝鮮が日韓を分断しようとことある事に工作し続けてきたことと、韓国において新たに恨みの種を育てているからだと崔氏は述べる。たとえば、最近問題になる旭日旗は2011年のアジアカップ日韓戦からだという。それまでは旭日旗に対し、さほどの関心もなかったそうだ。日本海を「東海」と呼ぶべきだという主張もそのようで、近年のものである。(ぼくはこの「日本海」「東海」の名称問題の国際会議に呼ばれたことがあった)それより深刻なことは、近年の徴用工問題で挙げられた写真は実は日本人のものだったとか、徴用工の落書きも映画を撮る際に書いたものだったということがわかったにもかかわらず、それをいつまでも出していることだ。竹島(独島)の帰属については名古屋大の池内敏教授がどちらのものともいえないと主張しているにもかかわらず、それを引用して、日本の領土ではないと認識していたというニュースを流したという。ぼくはこの本を読んだことがあるが、とても実証的ないい本で、こんな利用の仕方をされては池内さんもたまったものではないだろう。この竹島にはもともとアシカが沢山生息していたが、日本人の乱獲によって滅んでしまったというが、韓国が実質支配しだしてからも実際はけっこう残っていたそうで、これを滅ぼしたのは韓国人がアシカを強精剤として売るために乱獲したからだという。こんなふうに韓国のいうことはすべてが「フェイク」なのかと疑わざるを得なくなることばかりである。慰安婦問題については、現実に強制されて連れて行かれた人たちもいたかもしれないが、それを斡旋した業者の多くが朝鮮人であることはほとんど問題にされていない。そもそも、韓国の慰安婦たちは戦後何十年も世の冷たい視線にさらされながら生きてきたのである。韓国の人たちはこの事実をどう思っているのだろう。本当に慰安婦の人たちのことを思うなら戦後すぐにその対策に取り組むべきであった。慰安婦は強制的に連れて行かれたという吉田証言はいまではフェイクであったことが証明され、それを長く報道した朝日新聞の社長の首が飛んだほどだが、否定された今もこの証言は韓国ではおりにふれ引用され続けている。徴用工の話にもどすと、かれらの中には、高い報酬を得るためにわざわざ日本へ渡った人たちも多くいたそうで、賃銀差は務めた年月の差ではあってもほとんど違いがなかったことが韓国人によって証明されている。こういう、自分たちに都合の悪い事実は見たくないのだろう。また、かれらを奴隷というなら、かれらが慰安婦を求めて街へ繰り出したことはどう見るべきか。崔さんは、韓国人のこうした事実を事実として認めずフェイクを広げていくやりかたを批判する。ぼくも過去、徴用工にしろ慰安婦にしろいろんなケースがあったことは想像できるが、それを一方的に一つの事実のみで全体を覆い包もうという姿勢は議論をはばむものだ。韓国の多くの人々がフェイクをフェイクと認め、事実を追究していく姿勢をもってほしい。

  • ●まず、北朝鮮系団体という日本と韓国の和解を妨害する団体が存在することが大前提。北朝鮮のプロパガンダ工作が完璧に成功している。
    ●韓国左派(ハンギョレ新聞)←→右派(朝鮮日報)
    ●独島に生息していたアシカが絶滅した理由は、日本の戦前の乱獲だと歴史の教科書で教えている。しかし本当に絶滅したのは韓国統治した後だと言う事。アシカが精力剤の原料として新聞に掲載されていた事実を隠している。
    ●日本海と東海問題。実は中国は東シナ海を東海と表記している。韓国は海外に向け、日本海表記を改めるように要請しているにもかかわらず、中国には要請していない。忖度なのだ。
    ●いちど、1945年8月15日以降の日本だけを見てみようと。そして日本が韓国に与えた被害、そして日本の過ちは何かと尋ねる。すると、大抵の場合、彼らは言葉を失う。せいぜい「独島は自分の土地だと主張している」「過去への反省がない」といった程度だ。
    ●太平洋戦争での朝鮮人の死者22,000人。朝鮮戦争での死者数522,200人
    ●現在頻繁に使うクレームについて
    ①日本統治時代経験者よりも、戦後に生まれた世代にこうした事柄を元にした反日感情が顕著に見られる。
    ②戦後しばらくは存在していない「新しい」クレームである。
    ③対象が中国や北朝鮮等であればクレームは起こらない。
    →新しく人為的に作られた「半日」
    ●売名行為や社会活動など、ある種の見返りを期待して行われる証言は、参考になりにくい。
    ●朝鮮戦争の際に、米軍機が北朝鮮に落とした焼夷弾の数63万トン。太平洋戦争で日本に落としたのが16万トンであり、その凄まじさがわかる。主要施設が地下化されている理由でもある。
    ●日本の歌謡曲がまだ規制されていた時に、流行していたのが、ギンギラギンにさりげなく。XJAPANも人気があった。

  • タイムリーな本なので読んだ。韓国がなぜ反日感情を何度も沸かせているのか疑問だったが、この本の内容で大まかに理解できた。

    韓国側の反日材料捏造と、日本側の甘さとも言える厳しく追及しない姿勢が、現在の日韓関係悪化に繋がっていると思うと、悲しくなる。韓流文化が好きなので。

    この本によると、北朝鮮も日韓関係悪化に何枚か噛んでるらしく、それなりに理にかなった解説がされている。最近の情勢を踏まえると、これまで以上に拗れた関係になる未来が感じ取れた。

  • 説得力のある文献。
    シンシアリー氏の影響があるのかな?

  • 東2法経図・6F開架:319.2A/C53k//K

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著者プロフィール

1972年韓国ソウル生まれ。韓国の大学で日本学を専攻し、1999年渡日。関東地方の国立大学で教育学修士号を取得。ミュージカル劇団、IT会社などで日韓の橋渡しをする業務に従事する。
2009年韓国へ帰国し、著作活動を開始。
2010年韓国メディアの反日扇動を告発した『김치애국주의―한국언론의 이유없는 반일(キムチ愛国主義―韓国言論の理由なき反日)』を上梓。
同書が韓国文化観光部が選定する2011年社会科学部門優秀推薦図書に選ばれる。
現在、フリーライターとして活動、日本に関する紹介記事を中心に雑誌などに連載を持つ。

「2014年 『韓国で行われている 「反日教育」 の実態』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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