人生の経営 (小学館新書 い 29-1)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098254194

作品紹介・あらすじ

人生のCEOは、あなた自身。 いまや1兆円企業となったソニーの変革を主導した元CEO・出井伸之氏による、初のキャリア指南書。84歳にしてベンチャー企業「クオンタムリープ」を率いる現役経営者である出井氏は、「人生の経営」についてこう説く。〈自分の人生は会社のためだけにあるわけではありません。自分はどうありたいか、どういう人生を歩みたいかを決めるのは自分自身です。つまり、自分の人生を“経営”するのは自分なのです。〉(はじめに)「人生のCEO(最高経営責任者)はあなた自身」なのだ。その上で出井氏は、どのように人生を経営していくか、その指針を示していく。「定年という考え方をやめる」「社内転職に挑戦する」「左遷だって糧にする」「キャリアを生かせる場所を探す」「地方やベンチャー、アジアに目を向ける」……出井氏がソニーで学び、自ら切り開いてきた会社にも定年にもしばられない生き方から、多くのビジネスマンが後半生のヒントを得ることだろう。 【編集担当からのおすすめ情報】 出井伸之氏は、ソニーCEOを退任した後、69歳で新たなベンチャー企業を立ち上げました。財界活動に精を出したり、顧問や相談役といった肩書きで会社に残る経営者が多いなか、なぜ新たに挑戦したのか。それこそ、「人生のCEOは自分である」という出井氏の信念によるものでしょう。84歳になった今も、現役経営者としてアクティブに活動し続ける出井氏の姿勢や言葉から、多くのビジネスマンが勇気をもらうことでしょう。

感想・レビュー・書評

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  • 出井伸之氏の本が読みたくて購入。
    ソニーで最初の新卒入社のサラリーマン経営者の出井氏が、ソニーとは真逆のことがしたいと後半生のキャリア論が書かれている。会社にも定年にもしばられない生き方が学べる名著。

  • 880

    これほんと思う。ロードバイク日本紀行やってから地方の魅力半端ないなと思う。東京しか見てないとか東京中心主義みたいなの良くないと思う。東京の良さなんて交通の便がいいことぐらいなのにさ。地方がもっと自分の地域に誇りをもってアピールしていいと思う。地方観光すると聞いたより感動することが多いから。

    出井伸之
    1937(昭和12)年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。60年にソニー入社。95年に社長就任。99年よりCEO(最高経営責任者)を兼務。2000年、会長兼CEO。2005年に退任。2006年、クオンタムリープ株式会社を設立し、代表取締役に就任


    しかし、僕は口にこそ出さなかったけれども、机にしがみつく経済ではなく、生きている経済、つまりビジネスの世界に飛び込みたかった。就職先の企業を探すときに、僕なりに父のツテを頼って東洋経済新報社の研究所を使わせてもらって企業研究をしたのですが、ソニーのことも分析したところ、「これはとてつもない成長企業だ」と僕なりに感じました。しかも、インターナショナルな視点を持っているという点にもものすごく引かれました。

    ソニーは、ハイレベルな技術者が集まるエンジニア集団で、当然、エンジニアに重きを置かれていた会社です。当時は文系なんて、麻雀の手配で言う〝 端 牌(切り捨て候補)〟みたいなものだったんですよ。

    だから、僕は左遷も歓迎で、普通では知ることのできない会社の仕組みを知ることができたし、それも自分のバリューを上げるのに寄与したと思っています。

    だから、自分の能力を高めること、経験を積み、自分のフィールドを広げることが大事で、そのためにはどんどん越境した方がいい。親会社か子会社か、大企業か中小企業かも関係ありません。自分のバリューが認められて、輝いて働けるなら、どこだって構わないじゃないですか。

     僕はインドでは、スズキの工場にも視察に行きました。ご存じの通り、スズキの自動車はインドでシェアを 50% 近く取っていて、圧倒的な存在感を放っています。  インドで、スズキの会長だった鈴木修さんと話したことがありますが、 「会社(スズキ) を退職した人間が何人もここ(インド) で働いている。技術者だけでなく、管理部門などの人間も何人も働いている」  とおっしゃっていました。すでに多くの先人たちがいるのです。

    僕は最近、企業で働く人々がグローバル化に対応していくためには「歴史を知る」ことが重要ではないかと、痛切に感じています。必要最低限の条件と言い換えてもいいかもしれません。  石器時代から日本の歴史を勉強し直すのは大変ですが、少なくとも直近の歴史だけは知っておくべきです。歴史という軸を持たないと、現在我々がどこにいるのか、どこに進んでいけばいいのかがわからなくなってしまうからです。  毎年、春夏秋冬が来るように、国の歴史にも春夏秋冬があります。暖かい時期もあれば、厳しい寒い時期もある。  第二次世界大戦に敗れて国土を焼け野原にされたのは冬の時期ですが、そこから戦後復興、そして高度成長へと春、夏がやってきました。

    高度成長時代の日本企業で働いていたサラリーマンは楽だったと思います。「そんなことはない。猛烈に忙しくて、猛烈に働いたぞ」と反論する方もおられるかもしれませんが、あの時代には、自分が何をすればいいのか誰もがわかっていて、確実に明るい未来があり、定年までこの会社で働いていられるという安心感がありました。目の前の仕事に邁進していれば、業績は右肩上がりに伸びました。未来を信じられれば、仕事がいくら忙しくても辛くはない。むしろ楽しかったはずです。

    この会社で働いていられるという安心感がありました。目の前の仕事に邁進していれば、業績は右肩上がりに伸びました。未来を信じられれば、仕事がいくら忙しくても辛くはない。むしろ楽しかったはずです。

    なぜこうなったのかというと、ものづくり神話に囚われているのと、グローバル化に対応できていないからだと思います。  自動車業界は、まだものづくりの発想が通用している業界ですが、トヨタですら、そこからどう転換していくかで、のたうち回っているように見えます。ガソリンとエンジンが電気とモーターに替われば、部品点数が激減します。制御もデジタルになり、ソフトウェアがより重要になっていきます。そうすると、人手がいらなくなって、今まで 20 万人必要だった従業員が 10 万人で十分といったことになります。これも〝有形資産〟から〝無形資産〟への転換の一種と言えます。

     僕はフランスやスイスなどヨーロッパでの生活も長かったのですが、欧州だと、それこそ一つ州や県の境を越えただけで、別の国に来たのではないかと思うほど、地方が自己主張しています。建物が変わり、人々の服装が変わり、食べ物が変わり、場合によっては言語まで変わります。それに比べると、日本はどこに行っても、金太郎飴のように同じです。  本来、地方には豊かな文化があり、豊かな景観があり、豊かな特産物があるはずです。南北に長くて気候が異なり、四季もある日本で、天からのギフトを与えられているのに、それを活かしきれない。本当にもったいないと思います。  なぜそうなったのかというと、これは僕の分析ですが、やはり、明治維新の廃藩置県のときに押し付けられた行政単位の影響だと思います。地方の独自性や、独立性を意識的に無視して、都道府県の線を引いた結果です。  明治維新の時点においては、列強の植民地にならないように、富国強兵が必要であり、そのための手段として、廃藩置県による中央集権が必要であったというのは納得できます。しかしながら、中央集権による富国強兵という目的が無くなった今でも、明治時代の行政単位や考え方が必要なのでしょうか。

     だから、地方の魅力や独自性を取り戻すために、政府が〝令和維新〟を宣言して、廃藩置県の逆で、〝廃県置藩〟を実行するというのはいかがでしょうか。

    だから、〝廃県置藩〟では、都道府県を解体してもっと小さな単位に分割して独立性を与えます。税制の改革も必要で、中央が税を集めて地方に分配するというやり方もやめる。今までは地方交付税をどう分配するかで、中央が地方を支配してきました。これが諸悪の根源なんですね。  財布の紐を霞が関に握られているから、地方は天下りを受け入れ、中央の指示に従うだけになり、東京ばかり見るようになる。  いっそ、中央も解体して日本を 10 地域くらいに分け、道州制に移行するというのもありだと思っています。もう地方行政に霞が関の劣化版は必要ありません。東京のモノマネなんかしなくてもいいのです。

     海外の友人が日本に感じる魅力の中で、日本人が意識していないポイントが安心・安全・健康長寿の魅力です。あまりにも日本人自身は当たり前と思っていることだと思いますが、こんなに安心・安全・健康長寿な国はありません。  この点をもっと徹底的にアピールすべきではないでしょうか。  そして、この魅力があるのは、やはり地方です。豊かな地方文化がこの魅力を支えていると思います。この魅力をアピールすることが結果的に継続的なインバウンド(訪日外国人観光客) につながってくると考えます。  日本の観光資源のポテンシャルは高く、自然だけでなく、世界が目を見張るような文化、芸術もあります。そうした資源は東京よりも、地方に散らばっています。それを活かさない手はありません。

    この点をもっと徹底的にアピールすべきではないでしょうか。  そして、この魅力があるのは、やはり地方です。豊かな地方文化がこの魅力を支えていると思います。この魅力をアピールすることが結果的に継続的なインバウンド(訪日外国人観光客) につながってくると考えます。  日本の観光資源のポテンシャルは高く、自然だけでなく、世界が目を見張るような文化、芸術もあります。そうした資源は東京よりも、地方に散らばっています。それを活かさない手はありません。

    慶應義塾大学環境情報学部教授、 安宅 和人 さんは、著書『シン・ニホン』(NewsPicksパブリッシング) において、日本の中に『風の谷のナウシカ』の「風の谷」のように、これからの人間が都会から離れ自然と共存し豊かな生活を営む場所をつくろうと言っていますが、僕は日本が世界にとっての「風の谷」になればいいと思っているんです。安心・安全で健康長寿のためには日本に来ればよいという場所になれば、世界中から、人々が日本に来たがる。…

    一人ひとりがその人自身のCEOであり、それぞれの信じるビジョンを描き、その実行のために決断、アクションを起こす必要があります。自分でできることもあればできないこともあるでしょう。自分でできないことは周りの力を借りて、またあなたが得意なことは、その力を周りの人のために使いながら、いくつになってもあなた自身があなたの人生のCEOであることを忘れずにいてください。

  • 「ソニー再生」を読んだのをきっかけに改めてソニーという会社、文化に興味を持ち、出井さんの本も読んでみた。

    ソニーから離れたあと、80代にしてベンチャー企業「クオンタムリープ」を経営していた方による、「いくつになってもチャレンジできる人が人生を豊かにできる」というのは説得力のある言葉だと感じた。

    タイトルのとおり自分の人生を経営するか、切り開いていくのかという点に重きが置かれているが、会社での働き方という点でもいろいろなアドバイスが記載されており、さらの日本の課題、今後日本はどうしていくべきかといった点にまで話が及んでおり、学ぶことが多くあった。

    全体として感じたのは、盛田さん同様、ソニーという会社は未来を予測する力のが非常に優れた人が経営にあたっているのだなということ、また、
    経営者の考えが、ソニーの個を尊重する自由な社風を創り上げているのだということだった。
    型にはまらない、挑戦し続けるという点では、平井さんも出井さんもソニーの経営から退いたのに、個人でやってみたかった事業に新たに取り組まれており、いつまでも名誉会長などとして残るよくある他企業の経営者と対象的だと感じた。

    一般論に終始するビジネス書と異なり、その人の生き方や人生哲学を通して、ビジネス以外も含めて深く様々なことを学べ、こういった経営者の著作を読むのは有意義だと感じ、他にも読んでみたい。

  • 出井伸之「人生の経営」読了。ゲームGran Turismoで、ソニーが開発したAI、GT Sophyが世界王座を打ち負かして早1年近くが経つ。昨年4月出版の本書はオーディオメーカーから現在のソニーへ大転換を先導し昨年6月に亡くなった著者の遺言のように感じた。出井さんの先見性とメッセージに心が熱くなった。

  • 越境して横の知識を広げる。失敗してラインから外れても気にしない。会社にしがみつかず自分なりのバリューを高める。歴史を学んで死に物狂いで働かなければならなかった時代を忘れない。人脈を大切にする。

  • 「越境」
    この言葉が本書を読んで私の心に残った言葉だ。
    私の価値観の1つに「影響」があるがもしかしたら私は「越境」を大事にしているのではないかと感じた。もう少し自分の価値観を掘ってみたい。

    本書の内容は出井氏の価値観やこれから日本を担う社会人へ向けての温かいメッセージ性を感じた。
    会社員は不自由で遅れた雇用形態のような風潮が最近ではあるが会社員だからこそできる事をもっと考えて、もっと自由に、もっとチャレンジングに、越境していく…
    いやむしろ越境していきたい‼︎とすごく心がワクワクした‼︎

    これからの仕事はAIにとって変わられるとも言われて久しいがそれを以下のようにうまく表していて非常に参考になった。
    それは「ワーキング・クラス」と「クリエイティブ・クラス」の2つの階層である。

    【ワーキング・クラスは同じことを繰り返していく立場に対し、「クリエイティブ・クラス」は何かの価値を生み出す立場だ。

    ワーキング・クラスは次から次へと代わりとなる人材が出てくるので、自身のキャリアが広がっていかないおそれがある。
    そのためどこかの時点でワーキング・クラスからクリエイティブ・クラスに転換する必要がある。
    そのためには常に自分の価値(バリュー)を意識して、バリューを高めるためには何が必要かを考えることが重要だ。】とのこと。

    仕事がすべてパキッとワーキングクラスとクリエイティブクラスに分けられるものではないが、替えが効かない人材としてはクリエイティブな仕事のウェイトを広げていく必要がある。

    今の私の仕事のワーキングとクリエイティブのウェイトはどうだろうかと考えてみた。
    感覚としての割合は1:9や、2:8位でクリエイティブのウェートを多くした仕事ができているのではと考える。

    とは言え良いと思っていた1つの分野に関して尖っていく事によってのクリエイティブクラスにはなれてきていそうだが越境はしていない。
    今までついた職種も限られてきているし、経験したことないことも非常に多い。
    なのでもしかしたらこれからの私にとっての重要なキーワードは「越境」だと思う。

    これを思った時に1つ感じた事は、去年の10月からのミッションだ。
    今までの専門領域から少し別の専門領域のミッションを与えられている。
    大きくは育成の分野として関わっているためそこまで越境している感覚はなかったが、扱う商材が違うため考え方や関わる人たちは大きく異なっていた。
    それによって私の業務内容も変わり、今ものすごく楽しく仕事ができている
    これもまさに越境がもたらした恩恵ではないか…
    越境…うん、なんだかワクワクする‼︎

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    ジャンル:スキルアップ・キャリア リーダーシップ・マネジメント
    出版社:小学館
    定価:880円(税込)
    出版日:2022年04月05日

    ====
    出井伸之(いでい のぶゆき)
    1937年、東京都生まれ。60年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長などを歴任した後、95年に社長就任。2000年から2005年までは会長兼グループCEOとして、ソニーの変革を主導した。退任後、2006年9月にクオンタムリープを設立。大企業の変革支援やベンチャー企業の育成支援などの活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。2022年6月に死去。

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    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3095

  • ワーキングクラス、クリエイティブクラス

    新しい部署に行ったら勉強して10年いる顔をする

    危機感がない要因に対する、歴史を知らないから。という仮説

    地方活性という国内戦略とアジア共生という対外戦略の並列関係

    春夏秋冬で捉える人生観

    ヒントがたくさんある本かも

  • 本書が出たばかりのタイミングで著者が亡くなった。
    水曜日の朝刊には、緊急重版の広告が打たれた。

    でもAmazonもヨドバシドットコムも電子版を除いて売り切れだ。
    そんな時どうする。

    所用で蛍池駅にポテンシャルがあった。
    よってブックファーストで探す。
    蛍池店の新書コーナーで見つけることが出来なかった。

    しっかりした若い女性店員が居たので聞いてみた。

    出井さんの本はないですか。
    とっさにフルネームが出なかった。
    ソニーの関係者、小学館新書までは言ったかな?
    調べてみますとバックヤードに戻った。
    しばらくして戻ってきて、
    これですね。
    と背表紙を見つけて手渡してくれた。
    思ったより若干薄かった。。
    あ、これです。買います。
    久しぶりに書店で店員さんと会話して、本を購入した。
    初版第一刷だよ。

    電機メーカーが軒並み不振の時
    出井さんも一時期非難されていたことがあったけど、
    結果オーライと言うか、結果が全てと言うか今のソニーを見ると出井さんの敷いた施策は花開いている。

    松下幸之助は、ソニーのことを品川の研究所といった。
    つまり松下電器(現パナソニック)はソニーが開発したものを後追いで商品化し、その販売網を活かして、市場を奪い取る。
    これを世間ではマネした電器と揶揄した。
    つまりリスクを冒して、新規分野に打って出ることをしない体質が出来た。
    新しがりの技術者や企画発案者、イノベーターがスポイルされる体質を作った。
    奇跡的にパナで手ぶれ補正の発明でブレイクした大嶋でさえ、
    「それは企業内でも一緒で、イノベーターはリスペクトされません。つまり、居づらいんです。」と吐露している。
    このクラスでさえ、知財部門からは変人扱いされていた。

    ソニーやホンダは新しい事に挑戦する企業体質だ。
    本書でそのことを学んでみたい。

    肝不全で84歳で急逝された。

  • このような経営者の自伝書は、とかく自慢げな話が多く、鼻につくことがあります。
    しかし、著者の本はそれらとは違い、明確に答えがあります。
    国際的な感覚を身につけて、死ぬまで現役でアップデートしていくという答えです。
    見習いたい。

  • はじめに 定年という考え方をやめよう
    ソニーの真逆のことがしたい
    キャリアは価値を持っている
    人生に引退梨
    自分の人生を経営
    第1章 サラリーマンこそ冒険しよう
    社内で越境
    技術者の牙城に挑む
    大きな変化のときこそチャンス
    第一線で一から学ぶ
    大先輩を味方に
    挑戦のネタはいくらでも
    第2章 左遷だって自らの糧にできる
    その国のインサイダーになれ
    必死になれば泳ぎ方は覚えられる
    絶対に愚痴は言わない
    腐らないことが大切
    肩書き<自分のバリュー
    自分の個を磨き上げる
    第3章 変化の兆しをつかまえよう
    恐竜にならないために
    無形資産の時代
    自分の読みを信じて戦う
    第4章 培ったキャリアを外で活かす
    アジアはサラリーマンのブルーオーシャン
    経験こそが財産
    はるか先を行く中国
    第5章 ものづくり神話から脱却しよう
    歴史を知る
    成功体験の呪縛から解き放たれる
    トヨタでさえ転換に四苦八苦
    個が問われる時代
    第6章 定年延長も退職金も要らない
    若者にも危機感がない
    人間は忘れる生き物
    昭和のシステム
    第7章 ソニーに学んだ新しい企業の形
    パナソニックに活を入れてくれ
    実験企業の先見性
    第8章 国内と対外の並列的な二重戦略に活路
    国内戦略と対外戦略を並列に
    おわりに あなたの人生のCEOはあなた自身

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著者プロフィール

1937年、東京都生まれ。60年早稲田大学卒業後、ソニー入社。主に欧州での海外事業に従事。オーディオ事業部長、コンピュータ事業部長、ホームビデオ事業部長など歴任した後、95年に社長就任。以後10年に渡り、ソニーの変革を主導した。退任後、2006年9月にクオンタムリープを設立。大企業の変革支援やベンチャー企業の育成支援などの活動を行う。NPO法人アジア・イノベーターズ・イニシアティブ理事長。

「2021年 『個のイノベーション ―対談集―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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