これ描いて死ね (3) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
- 小学館 (2023年4月12日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098520213
作品紹介・あらすじ
★マンガ大賞2023 大賞受賞!!! ありがとうございます!読んでくれる皆さんがいるから、この“まんが道”を歩めました。マンガ大賞2023 大賞受賞作品!!第3巻も変わらぬ漫画愛と漫画哀をぎっしりてんこ盛りでお届けします!!初出展のコミティアを、楽しい経験と少しの悔しい経験で終えた王島南高校漫画研究会の面々。目標だったコミティアを終え、相も少し気が抜けた様子…でも、先生の助言で気持ちは次の作品へ!漫画のネタを探して自分たちが住む島を巡ってみたり、SNSで漫画を世界に向けて発信してみたり、学校の文化祭で新作を頒布してみたり。漫研顧問・手島先生が駆け出しのプロ漫画家だった星霜を描く「ロストワールド」第3弾も勿論収録!創作の苦しみも楽しみも、悲愴も歓喜もあますところなく。漫画を愛する全ての人へ。創作に携わる全ての人へ。変わらぬ感謝の気持ちを込めに込めて漫画大好き漫画家が贈る漫画の漫画!!「ゲッサン」掲載時のカラーを単行本でも完全再現収録!描き下ろしカット6ページに巻末あとがき漫画6ページ搭載の豪華仕様単行本!
感想・レビュー・書評
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主人公が原作
友人が作画、読者、ライバル作家
教師が師匠であり現実問題を知る人
揃っていて一通り掘り下げがあったので
この先の展開の方が気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コミティア参加が終わり、描きたいものを探しに地元の島めぐり!その後はSNSで漫画を発信してみたり、文化祭で作品を発表してみたり!さらに、赤福と石龍の関係性にも変化が──?!
日常風景でも、取材というメガネを通して見ればワクワクがいっぱい!これは実際にロケ地の伊豆大島へ行ってみたくなる!美しい風景から膨らむデッケェ妄想が楽しい。安海のネタノートを見た時は、手島先生と同じく声を上げてしまった。これがSNSの漫画に早速生きてくるのがいいよね。悪の使いダークフワ好き。
「くっだらねー、運転手どうなったんだよ!?」
「死んだ。迷惑運転の人 別に死んでもよくない?」
「サイコパスって身近なんだなー。」
赤福ジャッジを赤福門って言ってるの笑っちゃう。というか、サラッと不穏な会話を流すんじゃない(笑) ここから「いいね」に迎合しちゃうまではあるあるだよね。プロじゃないからこそ、自分の面白さをハチャメチャに追求できることを忘れないようにしたい。
藤森の姉・真のツンデレ加減も面白い。モノローグがおじさん構文!絵仕事を請け負い過ぎた藤森が考えた解決策が素敵だった。自分で背負い込むんじゃなく、みんなの力を活かして大きな作品を創り上げる。すべてが一周して丸く繋がってくる演出がすごいし、藤森のやさしさが伝わってくる。
「どんなものもその90%はカスである」
スタージョンの法則という牙を振るった石龍の母に対して、あの返しができる時点で赤福はすごい。
「すげえー安心する言葉だなーッ!!」
「ほとんどの人が俺と一緒ってことじゃねえか。」
「俺は90%の人間だから友達がいるんだな。」
自分が10%であったとしても、作品を読むのは90%の人たちだったりするわけで、そこにこだわっても意味がないんだろうね。10%じゃないと安心できない人にとっては、赤福という存在は恐怖でしかないというのが痛快ですらある。普通っていいよな! -
漫画で描きたい100のコト
が積もり積もって! すっごい!!
ここは本気で泣けました。
伊豆大島いや王島、良い場所ですね。見知ってる地元でも取材と思えば本当に全部ネタ!!!
テッシーどんどん相ちゃんの勢いに引っ張られてる。SNSいいねSNSがあるって。心ちゃんのお姉ちゃん素敵。まさかのあの人はやっぱり覚えてもいなかったか。ヒカルちゃんが赤福効果で良い感じに変わっていくとこが好き。
というかマジで女子しか出ないですね。とん田みのる先生と某大先生以外。ロストワールドは本編とは違う話だからいいのかな。 -
厄介な親が多い漫画だなあ。
石龍いると赤福のキャラちょっと霞むかな?とか思ってた頃に2人の関係性の話が来て楽しかった。
フジモン姉のモノローグわろた… -
おもろ。
一緒にブワーっと熱くなった。
泣いた
泣きながら息子に進めた -
3巻、色々深い話が出てきて後半怖かったです。
キャラに深みが出てきたので、この先の展開がとても気になります。 -
今回は文化祭の話などなど。
「どんなものもその90%はカスである」という呪いの言葉を、
肯定的に捉える赤福は作中最強キャラで間違いないですね。
ルゥ・ガルゥさんは本当にいい人。 -
祝マンガ大賞受賞。
受賞が決まったこのタイミングで新刊が出るとは。 -
この絵にも慣れて、ちょっと愛着も出てきて、物語自体もキャラ付けも安定してきて、だいぶ面白く感じられるようになってきた。良い感じ。