くーねるまるた ぬーぼ (3) (ビッグコミックススペシャル)

著者 : 高尾じんぐ

• 小学館サービス (2019年6月28日発売)

作品紹介・あらすじ

ポルトガル美少女姉妹、日本再発見！？

ポルトガルから来た主人公・マルタは、好奇心旺盛でおいしいものが大好き。
新シリーズでは妹・ラケルも来日！
美味しい日本、ふたりでいただきます！

【編集担当からのおすすめ情報】
マルタにつづき、妹ラケルも日本上陸！ ポルトガル人から見た日本の食、文化の魅力に迫ります！

感想・レビュー・書評

[『黒犬』の優樹さんの感想 · 2019年11月29日]

妹ちゃんことラケルが来日し、姉のマルタと同居しはじめた
見た目はより華やかとなり、ストーリーも賑やかさを増しているので、前シリーズから読んでいる人間は、もっと楽しめるようになっている
ゴチャゴチャしている、と言えば、そうなんだが、決して、雑にはなっていない事が読めば判るんじゃないだろうか
ラケルってピースが加わった事で、この作品の質が上がったのは、やはり、高尾先生が、漫画家としてだけでなく、人間として、成長しているからだろう
マルタが、日本の文化に触れ、その良さと母国の良さを繋ぎ合わせる事で、高尾先生の成長も促されたんじゃないだろうか
作中に登場する料理を、高尾先生と担当編集者さんが、実際に作っているからこそ、キャラクターたちの反応や表情に「嘘」がない、と感じられる
また、橋や判子と言った、日本の道具に関しても、しっかり調べ、それに対し、ポルトガル人が、どう感じるか、そこも、きちんと描いてくれているんですよねェ
妹に日本の良さを教えていく事で、自らも改めて、その良さを深く感じ取れるようになり、一層に、日本へのリスペクトが強まっていくマルタさん
日本に対しての知識が浅いからこそ、目に映るもの、手に触れるもの、舌で味わうものに、新鮮な驚きと喜びを感じ取れるラケルちゃん
似ているけど違う、この姉妹が、これから、どんな日本の良さを知っていくのか、楽しみ
しかし、この（３）で、何やら、ラケルちゃんは、人生最大のピンチを迎えている
一体、どうなってしまうんだろうか
また、次巻では、神永さんが、ラケルちゃんに対し、どんな“おもてなし”をするのか、気になるトコだ
どの回も、マルタさんへの好感度が上がり、ラケルちゃんとの姉妹仲に、ほっこりできる
その中で、私的に、強く印象に残ったのが、第３２話「春の七草ピザ」
私らからすると、春の七草、と聞けば、粥にするのが当たり前
その常識が凝り固まったものであり、春の七草の新たな可能性を見逃させていた、と感じた回だった
春の七草を、ピザの具にするってのは、日本に住んでいるポルトガル人だからこその、チャレンジ精神が光る発想だ
食べた後は運動、それは良いんだが、マルタさん、思った以上に、運痴だったんだなあ
この台詞を引用に選んだのは、マルタさん、良いお姉さんしてるなぁ、と感じたので
自分が行きたい所は、後日にし、今日は妹を優先する、と決められる点もそうだが、マルタさんの、こういう、人が良い、と感じる場所を楽しむ、ってのは人として成長させそう
他の人の「楽しい」を知ってこそ、見えてくるモノもあるんでしょうか
「今日は、ラケルの行きたい所に、最後まで付き合うって約束だし・・・それに、自分の好きな場所を巡るのは楽しいけど、他の人の興味がある場所に足を向けるのも、同じくらい楽しいからさっ！」（ｂｙマルタさん）

[yuさんの感想 · 2019年9月8日]

マルタさんが日本に馴染みすぎて気が付きませんでしたが、この漫画外国人から見た日本の話があんまりなかったんですね。ラケルちゃんが来ていいバランスになったなと思いました。楽しそうで何よりです。

[たいとさんの感想 · 2019年8月4日]

ラケルは裁縫が得意なのか。

[kagurinさんの感想 · 2019年7月3日]

第２８話・お箸の使い方
親指に指輪をつけてる箸が使いづらくなるため、
正しい使い方ができるようになります！
と、
指し箸はしないようにね！
ちなみに、
魚はハンスも上手いぞ！


第２９話・お茶碗とふりかけ
ポルトガルは１日に５食！？
そりゃ太りますね！
つか、
こういうのはぬーぼの前にやってほしかったネタですね。


第３０話・秋葉原
初めて呪文やるときは恥ずかしいものです！
ちなみに
ガチャ沼はお金が本当になくなるので気をつけよう！
と、
２Ｋ５４０は秋葉原ではありません！
と、
１回５００円かかるガチャにずっとはまってる。。。
ｂｙトウメイ


第３１話・パネトーネとボーロ・レイ
ブラジルのクリスマスね。。。
つか、
知り合いのネパール人やバングラディシュ人いわく、
クリスマスやるらしいよ！
宗教とかどうなってるんでしょうね？


第３２話・春の七草ピザ
春の七草言えません。
と、
いうか興味がない。
それが今の日本人！
なにしろ、
羽子板だって触ったことないもん！


第３３話・栗のラテ
谷中銀座のモンブランチェック！
ほうじのラテはかぐりんはＮＧです。
純粋に美味しくない！


第３４話・判子
いつもの配達屋さん。。。
また水着を期待してるのか！？
姉妹で！
調子乗りすぎ笑
でも、
そろそろ判子なくなる噂あるけど、
ぜひぜひそうなって欲しい！
インチキ占い師が減る！
つか、
開運アイテムとして残りそう！


第３５話・恵方巻き謝肉祭ver
なまはげ。。。
と、
納豆は基本ですね！
でもでも、
美味しく食べちゃう外国人さんもいらっしゃいますよ。


第３６話・白米の食べ方
かぐりんも白い米はそこまで好きじゃない。
炊き込みご飯が１番ですよね！
否！
赤飯が好きじゃ！


第３７話・特製ワサビ巻き
ワサビの適量を考えようか！
たくさんいれればいいものじゃないぞ！


第３８話・豊洲市場
キレイになってから行ってない。。。
どうも、
足が伸びないね。。。


第３９話・鮟鱇の和風リゾット
鮟鱇食べたことがないです！
誰か！


第４０話・鈴カステラ
上野の花見は凄い人でびっくりするぞ！


第４１話・東京都薬用植物園
で、
姉ちゃん登場！
ちょっと、
つまらなくなってるんでおもしろくなるなら歓迎いたすぞ！

[ヤマスカさんの感想 · 2019年6月28日]

マルタさんの妹が登場してある意味新鮮な。
マルタさん自身は日本文化に元々詳しかったしな。
とかいってたらマルタさん姉が！

著者プロフィール

高尾じんぐ: 「第５回YGコロシアム」でブロンズ賞を受賞し、デビュー。その後、ヤングガンガン（スクウェア・エニックス）にて『んぐるわ会報』『オシエシラバス』を連載。現在は「ビッグコミックスピリッツ」（小学館）にて『くーねるまるた ぬーぼ』、「ゼノン編集部」（コアミックス）にて『土曜日のランチメイト』を連載中。

「2021年 『土曜日のランチメイト』 で使われていた紹介文から引用しています。」