- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098606931
作品紹介・あらすじ
新展開! 編集長交代で、心を波乱が襲う!
「バイブス」編集長の交代により、新編集長となったのは
少年誌で多々のヒット作を生み出し、雑誌を立て直した男。
しかし内実は、漫画家をコントロールして才能を食い潰す人間だった。
心はその新編集長・相川の指令で
相川が連れてきた超売れっ子少年誌作家を担当することになり、
新連載を立ち上げることに。
しかし相川に依存する漫画家と相川新編集長との間で、
心の仕事には試練しかなく…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
「売れる漫画しか価値がない」と言い切る新編集長のもと、
新たな船出をすることになったバイブス編集部。
新編集長が心たちに浴びせる叱責から、心は何を勝ち得るのか…
ぜひ、心やバイブスの面々と気持ちを分かち合ってください!
感想・レビュー・書評
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新編集長着任…利益至上主義の相川編集長の下、動揺を隠せないバイブス編集部。この相川が相当な曲者で、まぁ~~気に障る物言いをする!まさか心にハゲができてしまうとは…!いやぁ、14巻も心にとってはなかなかの試練と思っていたけど、今回もまた結構な試練で…こっちまで髪の毛抜けそうと思ってしまった。相川のマインドコントロールが怖すぎる!ジワジワと相手を支配する手口があまりに巧妙で、読んでいて背筋が寒くなった。
ただ、結果は確実に出してきた人ではある。落ち目だった少年誌を復活させた手腕は買われている。利益を上げなければいけないプレッシャーは、仕事をしている人なら業種にかかわらず誰もが感じることではないだろうか。そういう意味ではものすごく考えさせられた。そして…相川に、新しく担当となった人気漫画家に翻弄されても、目の前のことに誠実に対応する心の「編集者」としての仕事ぶりに成長を感じた。
息苦しい展開の中、かつてはイヤな奴と思っていた先輩編集者の安井さん、理性的な対応が今回はカッコよかったなぁ~!相川に対し冷静に反論し、彼の言い分で納得できることに対しては同意する。(かつては相川っぽいところもあったよね)とチラリと頭をよぎったが、ちゃんとその自覚はある。そこを認められるようになった辺り、安井さんも変わったよな…と、ちょっとジーンときた。ハゲのできた心にそっと軟膏を差し出す壬生のさりげない優しさも染みた~。
今回はヘヴィーなので、あまり読み返さないかも…と当初は思ったけど、結局いつものように何度もリピートしている。「お前は、お前の山を登れよ」というセリフが胸に響いた。
コロナ禍の最中、どんな状況で作品を作ったかの苦労が窺えたおまけまんがも興味深く読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
組織である以上人の異動はあるわけでということで、新編集長が登場しました。
会社の力が自分の力と錯覚する企業人はどこにでも居るよね~、という新編集長話でした。
組織で働いた経験がある人ならそれ知ってる!て事例がデフォルメされエンタメに昇華された読みものになっていました。
こういう人となりの人物と働きたいかは別の問題ですが、一般企業である以上利益は必須なので新編集長の手腕を全否定するのは違うという落としどころもよかったです。
絵は相変わらず雑だけど一時期の手抜き感が少し改善されたように感じました。
雑さが手抜きと感じられることが個人的に読む上で苦痛だったのでよかったです。
これ以上手抜き感が続くなら残念ですが購読はやめようと考えていたのですが、お話はおもしろいのでまだ読み続けられそうでうれしいです。 -
新編集長登場かと思えば、なにやら濃すぎるキャラ。とことん落としておいてラストにそういう持ち上げ方するのずるい。読む手が止まらなくて一気読みでした。武見先生にはさらに新連載をお願いしたいです。伯先生もがんばってください。
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内容が濃密で、怒涛のごとく過ぎ去った印象。
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伯君頑張れ!
家族の縁は最悪だけど、周りに恵まれてるよ。 -
指導とパワハラは違うんだよなぁ。一編集者だった頃はそれでもちょっと厳しい同僚止まりですんでいたのかもしれないが。そんな嫌なキャラも、役目が終わったら使い捨てることをせず新しい一歩を踏み出させてあげる辺り、このマンガはやはり良い作品。そして新編集長は五百旗頭さん。相川とは別ベクトルで厳しい人だが、利益やプライド優先ではなく作品のクオリティと作家優先の人なので、今度は大丈夫でしょう
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新しい編集長が…しんどかったー。
そして、新しく担当になった
人気漫画家さんと心ちゃんの奮闘。
高畑師匠っ!
もう師匠と呼ばせていただきますよ。
この連載が始まった頃のことを思うと
いろいろいろいろあったけれど
そうやって人生乗り越えてきた人の
アドバイスは、しみますわ〜。
さらに、中田画伯は恋心芽生え中。
怒られても頑張っている姿を見て
なにか感じるところがあったのか
アユちゃんとの出会いが
いい方向にプラスになるとうれしいな。