この町ではひとり (ビッグコミックススペシャル)

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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098607273

作品紹介・あらすじ

『岡崎に捧ぐ』の山本さほ、衝撃最新作!!

美大受験に失敗した山本さんは、自宅に引き籠もってゲーム三昧…ある日、ふと「このままの人生で良いのだろうか?」という不安が過ぎる。そして山本さんは決意する。誰も自分のことを知らない町で、人生をリセットしようと。そこから始まる新たな人生は希望に溢れている!…そのはずだった…
二度と戻りたくはない”あの一年”の記憶を、著者が特別な想いで描く!!

【編集担当からのおすすめ情報】
各方面で大絶賛だった『岡崎に捧ぐ』の山本さほ氏の衝撃最新作!山本さんが漫画家になるきっかけとなった「岡崎さんとの出会い」に隠された、もう一つのきっかけがここにある…!

感想・レビュー・書評

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  • きょうも厄日ですとは打って変わって

    とても心が苦しくなった。

    クスっと笑えるところもあるけど、どうしてこうもうまくいかないのか。

    なんでこんなに周りの人は冷たいのか、と

    あまりにも理不尽な目に合う作者が

    ただただ可哀想で読んでて辛かった。

    いつもは辛い事や悲しいことも面白おかしく描いて

    笑いで浄化させている山本先生だが(勝手にそう思っている)

    本当はこちらの方がリアルなのだな、と。

    でも不器用な先生だからこそ愛しい。


    同じように生きづらさを感じる方は共感するところがいっぱいあると思う。

    この本を読んで、不器用なのは自分だけじゃないと心が救われる作品。


  • 知っている風景しか出てこない。作者が暮らしたエリアも働いた店も難なく特定できる。なのに私の知らない酷な光景ばかりが描かれている。
    Amazonレビューでちらほら「なつかしい」という声が見られたのが感慨深かった。ここ十数年で急速に漂白が進んだ場所なのかもしれない。
    神戸市はパブリックイメージが固まりきっているわりに本当に様々な属性がまじりあっていて、前情報なしでよそから引っ越してくるのはかなりリスキーだ、という体感は今でもある。

    去年まで丸5年間東灘区に住んでいたけど、それくらいじゃまるで知りえないことがたくさんあるということを改めて実感した。
    昔から灘区で地道に発信活動を行っている某氏はどう読んだろうか。

  • 自分の中の何かが壊れてしまうような感覚を持ったことのある人に刺さる漫画だと思いました。「岡崎に捧ぐ」程のコミカルさはありませんが、人間関係で辛い思いを経験したことがある人は何かしら共感できる内容だと思います。この物語の後に漫画家としてデビューした著者について知ることで、今が辛くても希望が持てるのではないでしょうか。
    ラスト3ページが心に刺さりました。知らない土地で知らない人の中でとても頑張られたのだと思います。

  • 気になるフォント、知りたいフォント。 漫画『この町ではひとり/山本さほ』(2020.07.30) | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
    https://www.mdn.co.jp/di/contents/4579/74081/

    この町ではひとり | 山本さほ | 【試し読みあり】 – 小学館コミック
    https://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784098607273

  • 読んでてつらくなる感じもしたけど、こんな思いをした人が、面白いマンガを描けることに希望を感じました。

  • 山本さほさんの作品『この町ではひとり(2020)』を読了。2022年”本”(漫画)119冊目。

  • 非常に刺さりました。グッと。ズバッと。

  • つらい!!!

  • つらくてメンタルやられた

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