風都探偵 (14) (ビッグコミックス)

著者 : 石ノ森章太郎

• 小学館 (2023年4月28日発売)

作品紹介・あらすじ

アニメ配信中！仮面ライダーW正統続編！！ 重症を負い、ときめに匿われていたスクリーム・ドーパント/五条一葉が消えた。捜索に動く鳴海探偵事務所だったが、万灯もまた、新たな刺客を差し向け…!?殺意を枯らした殺し屋と、探偵助手となった魔女。交錯する運命は風の街で像を結び、今、裏風都の切り札が顕現する── 【編集担当からのおすすめ情報】 アニメ「風都探偵」U-NEXT他にて超人気配信中！「仮面ライダーW」正統続編待望の第14集！スクリーム・ドーパントこと五条一葉を巡り、鳴海探偵事務所の面々と万灯率いる新組織が激突！探偵助手として成長していくときめと、彼女の過去を知る裏風都の幹部達。二つの街の戦いが、新たな局面を迎えます！そして、ときめ役を演じた関根明良さんと、スクリーム・ドーパント(五条一葉)役を演じた伊藤美来さんの声優SP対談を完全収録！超ボリュームの14集、必読です！！

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2023年5月1日]

重傷を負い、ときめに匿われていた五条一葉が失踪した。翔太郎たちはときめからの依頼で捜索に向かう。一方で裏風都も恐るべき刺客を送り込む──。殺し屋たちの運命が交差する時、切り札は目覚める！

戻ってきた記憶も秘密もすべて打ち明けて、翔太郎たちを頼ったときめが素敵だった。
「どんな最低な極悪人にも罪を償う権利はある。いや、罪を悔い続けながらその後を生きる事以上の罰はこの世にない！」
翔太郎が受け継いできた心の道。人を裁かず、メモリブレイクをするきっかけが語られたのも熱かった。「罪を憎んで人を憎まず」って大事な言葉だと思ってる。人を憎み始めたら、人を裁くことだけが正義だと思い始めてしまう。人は善悪を合わせ持つ存在。なぜ悪に傾いたのか。理由を知り、道具や組織を変えることの方がよほど難しい。それをするのがヒーローなのだ。

裏風都からの処刑人が一葉たちを襲う！メモリ使いにとっては最悪の敵で初見殺し。しかもそこにさらなる追手が登場する！一葉を護ろうとするときめと、変わりゆく一葉の姿が切なかった。そこからの覚醒の時！切り札が顕現する！探偵としての心得を知ったからこそ、道が別れたのがつらい。万灯をもって神と言わしめる切り札の行方は──。万灯は「本人の気持ちは問わない」って言ってるけど、ジョーカーはその気持ちが大事なんじゃないか？そこで最後にひっくり返してくれそう。ただ、裏風都との行き来もできず、ここからどうなるか気になるところ。

[yamato634さんの感想 · 2023年12月9日]

# 読了# 風都探偵 #漫画好き #読書好きな人と繋がりたい

[もちどさんの感想 · 2023年5月4日]

一番最後の大ゴマで「あぁ〜！」ってなり、読後裏表紙で答え合わせをして「あぁ〜……」ってなった。裏風都の空は暗く烟っていて、ふたりは同じ月を見ることさえできない。
それにしてもジョーカードーパント、「切り札」を本当に切り札として使っていてかっこよい。

[小豆さんの感想 · 2023年5月1日]

ピンクで可愛らしい表紙に反して内容はハード。
ときめが離れたことよりも万灯と本当に恋人だったように見える描写があるのショックだった。

[taichizeroさんの感想 · 2023年4月29日]

メモリブレイクの発端というか理由が、知れて良かった。
あと関わる女性は癖ありすぎで翔太郎可哀そう。

著者プロフィール

石ノ森章太郎

一九三八年（昭和一三）、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ００９』（講談社児童まんが賞）、『佐武と市捕物控』（小学館漫画賞）、『マンガ日本経済入門』、『マンガ日本の歴史』全五五巻（アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞）、『マンガ日本の古典１　古事記』など多数。一九九八年（平成一○）一月死去。

「2022年 『文庫　新装版　マンガ日本の歴史　全２７巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」