昭和天皇物語 (13) (ビッグコミックス)

著者 : 能條純一 半藤一利

• 小学館 (2023年8月30日発売)

作品紹介・あらすじ

昭和日本、激動！日中衝突に彼の人は…！？ 昭和12年の七夕の夜――中国・盧溝橋にて発砲事件が発生し、日中両軍は戦闘状態に突入！早期和平を望む彼の人。「対中一撃論」を唱える軍の強硬派。そして……時の総理・近衛文麿。思惑が交錯し、状況がめまぐるしく変転する昭和日本。和平か、戦闘拡大か―― 風雲急を告げる第13集！！ 【編集担当からのおすすめ情報】 唯一無二の昭和史！ついに日中戦争へ――！！ベストセラー・半藤一利『昭和史』を元に、『哭きの竜』『月下の棋士』の能條純一が昭和日本を鮮烈に描き出す！！

感想・レビュー・書評

[9678さんの感想 · 2023年9月3日]

支那事変が進むに連れて昭和天皇の苦悩の様子がよくわかります

[akrymyさんの感想 · 2024年1月20日]

2024/01/20 004 書籍

[潔さんの感想 · 2023年12月27日]

う～ん軍人も政治家も私利私欲にまみれてみっともないんだよねぇ(￣▽￣;)

[ゴンチャロフさんの感想 · 2023年12月17日]

昭和2年、廣田内閣が閣内不一致を理由に総辞職し宇垣一成大将に大命が降下する。しかし、石原莞爾大佐は陸軍首脳を説得して宇垣に大命辞退を働きかけ、それに失敗すると軍部大臣現役武官制を利用して宇垣の組閣を阻止した（本書では詳細は描かれていないが）。次の林銑十郎内閣も短命に終わり、陸軍掣肘を期待され近衛文麿が首相に就任する。しかし、盧溝橋事件を皮切りに中国での戦火は拡大し、近衛は不拡大方針を唱えながら陸軍にずるずると引きずられていく。石原は事態の泥沼化を憂慮し天皇に外交交渉による解決を進言、船津振一郎による和平交渉に繋がるが、大山事件を機に戦火が上海、南京へと飛び火し交渉は頓挫する。石原は更に近衛に蒋介石との直接会談による解決を提案するが、これも実現せず却って関東軍に左遷されることとなった。こうした石原の言動には天皇も関心を抱き、ニ・ニ六事件についてだが戦後になって石原を次のように評している。
「一体石原といふ人間はどんな人間なのか、よく判らない、満洲事件の張本人であり乍らこの時の態度は正当なものであつた」（昭和天皇独白録）
本書では石原が外交交渉を進言した際に天皇が「石原、…おまえはおかしな奴だ」と発言しており、天皇の石原評は日中戦争への態度にも当てはまるということだろう。

[travis0722さんの感想 · 2023年12月7日]

軍人たちの考えは何回読んでも理解できない

[かおり@iRoakgさんの感想 · 2023年10月7日]

誰を信じたら良い？ 誰を？ 誰を？
顕微鏡を覗きながら、戦争へ向かう日本兵たちを想像する昭和天皇の姿が印象的だった。これだけの影響力を持っていても、人の流れを変えることはこんなにも難しい。

[0107springsteenさんの感想 · 2023年9月29日]

★3.5。
結構曖昧な描き方になってきましたね、どういう意味での確信犯なのか、分かってはいましたけれど、この後の展開でこのマンガ家の力量が決まりますかな。

[taguttiさんの感想 · 2023年9月9日]

＜目次＞
略

＜内容＞
いよいよ日中戦争が勃発。陸軍の暴走が止まらない。天皇の力は無力で、外交も空回りを続ける。私利私欲に走る軍人たち…。