柚木さんちの四兄弟。 (5) (フラワーコミックス)

著者 : 藤沢志月

• 小学館サービス (2020年2月26日発売)

作品紹介・あらすじ

隼、迷いイケメン拾いました…

柚木さんちは隼（はやと）、尊（みこと）、湊（みなと）、岳（がくと）の4人兄弟。長男の隼を中心に毎日を楽しく、忙しく力一杯暮らしています。
ある日隼が家の前で拾ったのは謎のイケメン！？妻子を捜しているというそのイケメンを保護してしまった隼ですがそれをきっかけに一騒動が！？
涙と笑いのハートフルファミリーストーリー第5巻！

【編集担当からのおすすめ情報】
巻を追うごとに柚木家の魅力にはまる人続出の「柚木さんちの四兄弟。」5巻で
は謎多き新キャラクターが登場！彼の捜す「妻子」ってもしかすると…。必見です！！

感想・レビュー・書評

[でかさんの感想 · 2022年6月10日]

夢を追う仕事を持つ人の家族って難しいよな

[まなの本棚さんの感想 · 2020年11月25日]

隼、迷いイケメン拾いました…

柚木さんちは隼(はやと)、尊(みこと)、湊(みなと)、岳(がくと)の4人兄弟。長男の隼を中心に毎日を楽しく、忙しく力一杯暮らしています。
ある日隼が家の前で拾ったのは謎のイケメン!?妻子を捜しているというそのイケメンを保護してしまった隼ですがそれをきっかけに一騒動が!?
涙と笑いのハートフルファミリーストーリー第5巻!

[mgsaekiさんの感想 · 2020年10月11日]

宇多と和歌の父親が訪ねてきたところから。
あと尊達が産まれる前の隼と両親の3人家族だった時の話。

父親が小説を辞めるかどうかのところで泣けました。
みんなが思っていることをきちんと言えたのがすっきりした。

[へきくうさんの感想 · 2020年8月10日]

理久みたいな人、すごく苦手。イライラするわ。んで、柚木家の両親は奥さんがえらい！このてのだんなも苦手なんだよー

[たなかさんの感想 · 2020年3月12日]

　ここへ来て隼人のターン？　と思っていたら、むしろ両親というか父親のターンだった。以前、隼人自身も触れていたけど、尊が生まれてくるまえ、金銭的に不自由していた三人家族だった頃の話。

　このエピソード、のちに父親が成功しているのがわかっているから、落ち着いて読めるけど、実際に未来が見えない暗闇のなかでこの状態だったら、不安でおしつぶされそうな部分が大きいのではないかと思う。そして、大半の人たちは成功する側には行けず、そして、こうして書き上げて見せてくださるのは、その多くが結果的に作家／漫画家として成功された方がただったりもするわけで。そういう何重にもかけられた但し書きを透かして見たときに、はたしてかれらと同じ選択ができるかというと、やはり非常に厳しいと思う。そして、けれども、その選択なしでは、「成功する」可能性自体がほぼゼロなのだ。

　そういう意味では、ほぼ完全なヒモ体質っぽい咲さんの夫が今後どういう描かれ方をするのかが楽しみになったかもしれないけれども、定食屋の手伝いとして成功しているっぽいから、なんだかんだで稼ぐ才能がある人なのかなと思う。みんながハッピーで、しかも運が良いというのは、こういう話では大切だと思うけど、そのかげで見えなくされてしまっていることが気になってしまっている。努力したから成功するというのは間違いではないということはわかっているけれども、努力の結果として必ず成功がついてくるものでもない。そういうことをつい考えてしまった。割といろいろと考えさせられた巻でした。

著者プロフィール

『柚木さんちの四兄弟。』で第６６回小学館漫画賞を受賞。既刊に、『ハツ＊ハル』『彼女はまだ恋を知らない』『キミのとなりで青春中』など。

「2023年 『超絶片思いハイスペック吉田（3）』 で使われていた紹介文から引用しています。」