- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101006123
感想・レビュー・書評
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新ハムレットのみ 読みました。
最初からハムレットのことを「始末に困る青年」と言っちゃってるところからすでに笑えました。シェイクスピア 版と比べてかなりてんやわんやの終わり方ですが、こっちの方が人物設定として納得いくところもあったり、とても面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台化にあたり、シェイクスピアの『ハムレット』を読んでから読みましたが、初っ端から太宰節がとまらず愉快でした。
ハムレットに登場する人物たちがイキイキと描かれ、太宰お得意の人間臭い描写が全開。『駈込み訴え』『走れメロス』といい、太宰の古典テーマの話は魅力的な作品が多いですね。 -
リズミカルで小気味よい文章、思わず吹き出しそうになるユーモアさ、そして繊細な心理描写。やっぱり太宰治が好きだなあ〜。
安定期の中期とはいえ、破滅願望というのか、自己嫌悪なのか、処女作の晩年の面影もあるし、人間失格に繋がるような気持ちが垣間見えるなあ、と思った。
乞食学生、新ハムレットが特に好きです。
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私が今まで読んできた太宰の中で一番か二番目に好きです!!
すごく面白い(((^-^)))
太宰の安定期は面白いから他のも読んでみる~! -
※こちらに収録された『待つ』のみの感想です
人が一番不安を覚える行為。それは待つ、ことかもしれない。
次に起きること・遭遇するものを充分に想像できてしまっているのに、
その予想を裏切られ、考えてもいなかったことと向き合うことになる。
そんな気持ちに駆られることが「待つ」の持つ一面だ。
しかし、そうなる可能性を背負うことは放棄できない。
主人公の娘は、誰もが逃げたくなるその事実に
まっすぐぶつかり、壊れそうになるまで考え、悩む。
彼女は、きっと、きっと幸せになれる、と私は確信している。
たった4ページの掌編小説が、もう何年も脳裏に焼きついている。 -
太宰作品をちまちまと読み直し。
やっぱり太宰はいいなあと実感したり。
ハムレットがまんま太宰になってますね!
私は「待つ」が好きです。
凄く好きです。 -
女の決闘も古典派も新ハムレットもすごくよかった
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「新ハムレット」は私的太宰ベスト3の一つ(その他は「斜陽」と「女生徒」のつもり)。元のハムレットより好き。太宰的会話の描写がとにかくとにかく面白い。やぎのおじさんとかたまらない。シェイクスピアをこんな風に書き換えられるなんて、やっぱり天才である。愛は言葉だと熱く語るハムレットの青さは、原作のシェイクスピアに比べてだいぶ年齢が下だと思われるが、そこがわたしには好みだったのかな。
その他「古典風」や「乞食学生」「女の決闘」「待つ」など好きな短編が入っていて、新潮文庫のくくりでいうなら一番好きかもしれない。 -
一番最近読んだ太宰作品。面白い!
表題作の「新ハムレット」と「古典風」が特に好き。-
一番最近読んだ太宰作品。面白い!一番好きかもしれない。
表題作の「新ハムレット」と「古典風」が特に好き。一番最近読んだ太宰作品。面白い!一番好きかもしれない。
表題作の「新ハムレット」と「古典風」が特に好き。2008/05/09
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いろいろ入りすぎ。やばいです。もうこれは完全に恋ですね。(1013)