チュベローズで待ってる AGE32 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101040226

感想・レビュー・書評

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  • ゲーム会社に就職した光太が主導して作った大人気ゲームに健康被害のクレームが入ったところから物語は動き出す。
    AGE22で描かれたさまざまな伏線が回収されてするする読めた。面白かった。
    だがあまりにも色々詰め込まれ過ぎていてやや戸惑いも感じた。

  • 相変わらず抜群なリーダビリティーがあるので先が気になってしまう。AGE22のホストからゲーム業界へと舞台を変え、10年経って再び物語が動き出すなんて仕掛けとしては最高だ。伏線の回収はカタルシスを感じ、終盤で明かされる衝撃に呆れつつも読んでしまう。全てが綺麗に作られ過ぎている物語の構成に拒否反応が出そうになるが、ひとまず物語を作る力はあるんだと思う。粗を探したくなるが、一つ確かに言えるとすれば、面白かったということだ。

  • 全くの予想外の展開。

    解説 大森望さんより
    小説を読んでこんなにビックリしたのは久しぶり。いままで見えていた景色が一変する、どんでん返しミステリーの醍醐味をこの作品で味わうことになろうとは、、、。

    以下本文より
    ラスコースのビルだけは鮮やかすぎるほどの彩色を施されており、まるで煎餅に紛れ込んだ外国製のグミといった印象だった。

    「強くなるにはね、自分と向き合うしかないからね。誰かの背中を見るんじゃなくて、自分を見なさい」

  • 22歳で多くのものを得て失い、32歳になった光太はゲーム会社で皆の憧れの社員になっていた。

    上巻から作品の雰囲気も少し変わっているというより上巻は前振りでここから物語が疾走していく。

    ゲーム会社同士の攻防、過去の圧迫面接の結果、そもそもこの物語の始まりは何だったのか。

    設定はてんこ盛りなんですがその割にページ数は短くエンタメ小説としての疾走感があって読みやすい。学生さんが夏に読むにはちょうどいいなぁと感じました。面白かったです。

    同じ設定で社会派小説を書かれる作家さんが書いたら内容も本の重量も3倍は重くなりそう(汗)そして学生さんは読書に飽きちゃうかもしれません。

    チュベローズで待ってる AGE22レビュー
    https://booklog.jp/users/kei1122/archives/1/4101040214

    新潮文庫の100冊

  • 感傷に浸ったAGE22からの続編
    10年でこんなに仕事のできる人間になるのか?
    と疑問を持ちながら読み進めた
    物語が進むに連れ納得。
    でも、それ以上の驚きのネタが仕込まれてた
    突飛すぎた感じもあるので、星4つ

  • AGE22の10年後の話。
    美津子は、なぜ自殺したのか解き明かす続編。
    難しい言葉がなく、すらすら読めた。
    加藤シゲアキの本は、初めてだったが楽しめた。

  • 前作AGE22の10年後の話。
    前作は面白いけど、
    ありきたりな話だなと思ったけど、
    今回は予想外な展開で、
    なるほど〜そういうことだったのか〜と納得。

  • 後半明らかになる事実。じわじわじわじわと明かされる事実に、恐怖を覚えました。ラストのメッセージにジーンとしました。

  • うわあ〜( ☉д⊙)

    こんな展開になるなんて全く予想も出来なかった!

    この巻に入って、スリル満載・奇想天外。目まぐるしく物語が発展し、最後にようやく落ち着きました( ˇωˇ )

  • チュベローズで待ってる AGE22の続編。
    内容は前編と変わってミステリー要素強め。

    八千草のところはそんなこと思いつかないからおもしろかったな〜
    でも一つ一つの描写がこの表現やりすぎじゃない?ってところが目についちゃった。

    個人的にはこっちの方が前編より好きかな

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著者プロフィール

1987年生まれ、大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWS のメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』、『Burn.-バーン-』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続ける。2020年刊行の『オルタネート』で、21年に第164回直木三十五賞候補、第42回吉川英治文学新人賞受賞、第18回本屋大賞第8位、第8回高校生直木賞受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。

「2022年 『1と0と加藤シゲアキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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