- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101050256
感想・レビュー・書評
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何度も読んでて、三島の世界の入り口でした(´∀`☆)
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偏執的な美意識だなー…
もう少しヘビーなものを期待して読んだのですが、根底に流れる思想自体は澱んでいるけど、新潮発刊の三島作品には珍しく、物語自体は意外とさらっとしたものが多くて驚いた。
…と思っていたら、最後のあとがきで『朝の純愛』に対する自分の中の評価が完全に反転してしまったのだけれど。この人は多分、頭が良すぎるのだろう。 -
共感と違和感のぎりぎりラインが秀逸。
余りに短い作品は個人的にはいまいち -
短編集。表題作の「女神」は150ページほどで、超短編がいっしょに収録してある。三島由紀夫は物語の終わらせかたが巧みで、ときどき芸術的ですらある。短編も、小話といったかんじだけれど、優雅だったり人間くさかったり、なかなか素敵。
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表題作の存在感と、完成度とストーリー性はやっぱり秀逸。あとは、雛の宿が好きでした。
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谷崎みたいな女性の描き方とは
またカラーの違う美しさが見える。
男性の行動や女性の心情が抽象的な表現で
一見するとわかりにくいけれども
自分の中に消化できれば
すごく落ち着いて伝わってくる。 -
『汝の名』に続いて明野照葉2作品目。
まだ2作品しか読んだことないけど、最近お気に入りの作家。
女性が社会で働くことについて、
その厳しさだったり、周りの目だったり、
かなりリアル。
読み終えると、ちょっと放心状態になるほど
話の展開、それぞれのキャラクターが相当いっちゃってて、
でもその中途半端ではないかんじがあるから、
メッセージが気持ちいいほど突き刺さってくる。
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恐れることは何もない。いざとなればやり直したらいい。
リセット。
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一度きりの人生であることを、
このまま生きていくのかということを、
どんどん胸が高鳴ってくる。 -
物凄いタブーを感じました。
自分の妻と娘を「女神」のような女性に教育すること。夫婦の生活に他人を利用すること……。
恋愛のずるくてきたない部分が印象的に描かれています。