- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101058306
感想・レビュー・書評
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角田光代が料理に開眼したのは20代半ばを過ぎてからで、それまでは誰もが認める超・偏食!
意外だった。食べることは日々の中で1、2を争うくらい重要だし、食について合わない男とつき合うのは職の無い男とつき合うより難しいみたいな小説をよく読んであー分かる分かると思っていたので。
同僚と食事していてその人がけっこうな偏食でお皿の隅に野菜がのまま残っていたり特定のものがわざわざ避けられていたりすると、私はちょっと引く。おいしいのにと思ったり一応仕事でのお付きあいなんだからせめてこの場はがんばれよと思ったり、その人の趣味嗜好を無理やり見せつけられて重いと感じたり。
でもそういう人たちって、今まで遠ざけてきた食べ物が実は意外においしい、好きかも、という細々してるけどわりとうれしい感動がこれからけっこう残されているということなのでちょっとうらやましいかもと、この本を読んで思ったり、した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
偏食だったのね・・・。馴染みのある町の商店街の話が興味深い。
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2014 10/1
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すごい偏食だった彼女がいろんな食べ物と出会っていって、好きになったり、好きにならなかったり。
食べ物にすごくこだわりがあるところ、好き。
空腹で読むとつらいです。美味しそうな話がいっぱい出てきます。
母親が、嫌いな物は無理矢理食べさせなかったっていう話が良かった。健康に良いかどうかは別として、食べることは楽しいって記憶が絶対残るもんね。
しかし、給食はどうしたんだろう?あんなまずいもの、本当に二度と食べさせないで!!何でパンなんか食べなきゃならなかったんだ・・・。でも、固いご飯とかべちょべちょご飯とか、焦げたご飯とか食べるのも嫌だし。とにかく、給食大嫌い。 -
201308/それぞれの食材と、絡めたエピソードが面白く良い一冊。凝った料理モノではないけど、ちゃっちゃっとなんか作りたくなる。
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夜に読むと食テロです。
お腹がすく。 -
角田光代の小説は好きなのですが、エッセイはそれほどでもないような・・・。「分かる分かる!」という感じが少なかったです。
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自分自身20代前半まで偏食でした。お酒を呑むようになると、友人達がオーダーしたものをシェアして食べるようになり食革命が始まったので、著者の食わず嫌いだったものに驚く様子は凄く共感できました。
角田さんのエッセイを読むのは初めてで、三浦しをんさんにも言えるけど、角田さんも小説から受ける印象と随分違うなあ。 -
偏食家の角田さんがいろいろなものが食べられる様になって、美味しい喜びと、食べなかった期間の後悔が綴られたエッセイ。
角田さんの小説が好きなので、その角田さんによるこれまた好きなジャンルの食エッセイ。
それはもう好きでしょう。
私は小さい頃から魚も好きだし、茸も野菜も好きで育った。人参以外ね…
大抵なものは食べられる(人参のグラッセはダメ…)から、読んでてももどかしい。美味しいのもうずっと前から知ってるから。
でも、小さい頃はグリンピースが駄目だったけど、大人になって家で採れたてのグリンピースが茹で上がった翡翠色のつやつやを見た時、あ、美味しそうだなぁって思ってつまんだらもぅ美味しいのなんのって。
あぁ、あの時の感覚か〜、かなり衝撃的だったから角田さんもあんなに嬉しかったんだ〜とにやにやしながら読んじゃいました。
ごちそうさまでした。 -
三十歳まで好き嫌いが激しくて、その後それを克服されたということで、子供のころから食べるのが好きという方とは視点が違ってて面白かったです。