李陵・山月記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.98
  • (545)
  • (412)
  • (487)
  • (27)
  • (9)
本棚登録 : 4922
感想 : 500
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101077017

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とにもかくにも文章がきれい。

  • 全四作品。李徴は大きな理想を抱き、周囲の者達と己は異なると自惚れるも、刻苦して才能を磨こうとはせず、やがて夢は破れかつての同輩は自身を遥かに追い越してしまった。臆病な自尊心と尊大な羞恥心が彼を蝕んでいたのだ。現代社会においても李徴の様な存在は度々見受けられ、彼らと接する度にこの物語が頭を掠め自身を振り返させてくれる。

  • 山月記のみ。
    Twittterで再読した人の投稿を読んで読み直したくなった。学生の時、授業で午後の陽にまどろみながら受けた国語の授業で取り上げられていたと思う。懐かしかった。

  • リズム。

  • 國學院大學「大学生にこそ読んで欲しい」おすすめ本アンケートより。

    ※國學院大學図書館
     別の出版社より刊行された作品集などを所蔵
     例)https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB00592120

  • 3.98/4199
    内容(「BOOK」データベースより)
    『中島敦は、幼時よりの漢学の教養と広範な読書から得た独自な近代的憂愁を加味して、知識人の宿命、孤独を唱えた作家で、三十四歳で歿した。彼の不幸な作家生活は太平洋戦争のさなかに重なり、疑惑と恐怖に陥った自我は、古伝説や歴史に人間関係の諸相を物語化しつつ、異常な緊張感をもって芸術の高貴性を現出させた。本書は中国の古典に取材した表題作ほか『名人伝』『弟子』を収録。』


    『李陵(りりょう)・山月記(さんげつき)』
    著者:中島 敦(なかじま あつし)
    出版社 ‏: ‎新潮社
    文庫 ‏: ‎224ページ

    メモ:
    松岡正剛の千夜千冊 361夜

  • 李徴は私かも…??とか思って読んでて恥ずかしくなってしまった。(笑)
    『我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心』か…なるほど気を付けよう。
    獣になっても虎ならかっこよくていーじゃんともちょっと思う。

  • 学校の現代文で読んで以来、大好きな本です。

  • 使用されている言葉は拡張高く、難しいものがありますが、文章はとてもリズミカルで心地よいです。こういうの好きです。

  • 変な話だけど面白かった。
    虎かっこええけどな。

全500件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。1926年、第一高等学校へ入学し、校友会雑誌に「下田の女」他習作を発表。1930年に東京帝国大学国文科に入学。卒業後、横浜高等女学校勤務を経て、南洋庁国語編修書記の職に就き、現地パラオへ赴く。1942年3月に日本へ帰国。その年の『文學界2月号』に「山月記」「文字禍」が掲載。そして、5月号に掲載された「光と風と夢」が芥川賞候補になる。同年、喘息発作が激しくなり、11月入院。12月に逝去。

「2021年 『かめれおん日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中島敦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×