白い巨塔〈第3巻〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.93
  • (320)
  • (318)
  • (374)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 2856
感想 : 156
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101104355

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 5に書きます

  • 裁判編。ハードな内容、専門用語などを感じさせない著者の平易でドラマチックな筆使いで一気に読ませる。しかし黒い医師たちの行動原理にへきえきし、読んでて気が晴れない(作品の良し悪しと関係ないんだけど…)。

  • 自分の心の中に育まれた里見への思慕が、不意に堰切るようにこみ上げて来た
    医者の孤独に耐え、患者の生命の尊厳を犯すものと最後まで闘い得ることが、医者の使命であり、倫理であります。人間関係、倫理が存在していなかったならば、それは、財前教授の人間性にかかわる問題で、厳しく反省されなければならない
    これが現代の白い巨塔なんだ、外見は学究的で進歩的に見えながら、その厚い強固な壁の内側は、封建的な人間関係と特殊な組織によって築かれ、里見一人が、どう真実を訴えようと、微動だにしない非情な世界が生きている

  • 誤診をめぐる裁判。濃密な裁判を一冊にまとめるその技量は圧巻。正義とはなんなのか、大学の名前を守るという大義名分のもと、とてつもない圧力。ただただ汚いだけの大学病院の実態を、第三者の視点でたんたんと書いていく力がすごい。

  • レビューは次巻にて

  • 山崎豊子の探究心、取材力、そして人間の心を描写する表現力は圧巻だ。
    阪大の医療事故は実話か?

  • レビューは最終巻にて。

  • 盛り上がってきた。財前が訴えられる裁判の迫力がすごい。キャラも作りこまれていて入り込みやすい。

  • 正義は勝たない。いや、勝った者が正義か。人を呪わば穴二つ。里見は立派だが、家族を犠牲にする程のことなのか…

全156件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

山崎 豊子(やまざき とよこ)
1924年1月2日 - 2013年9月29日
大阪府生まれの小説家。本名、杉本豊子(すぎもと とよこ)。 旧制女専を卒業後、毎日新聞社入社、学芸部で井上靖の薫陶を受けた。入社後に小説も書き、『暖簾』を刊行し作家デビュー。映画・ドラマ化され、大人気に。そして『花のれん』で第39回直木賞受賞し、新聞社を退職し専業作家となる。代表作に『白い巨塔』『華麗なる一族』『沈まぬ太陽』など。多くの作品が映画化・ドラマ化されており、2019年5月にも『白い巨塔』が岡田准一主演で連続TVドラマ化が決まった。

山崎豊子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
宮部みゆき
綿矢 りさ
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×