美しいアナベル・リイ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.45
  • (5)
  • (9)
  • (13)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 135
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101126227

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読み終わりました。
    
また以下内容でコメント更新予定。


    作者略歴&他作品:
大江健三郎
    本作品履歴:

    全体印象・キーワード:大人な雰囲気、勉強になる、これ本当に小説なの?

    オススメ読者:

    全体感想:
あくまで淡々とした展開と自然体な語り口である一方、頭の中を「これはゼロから作られたものなのか?」という疑問が拭い切れない。中々読んだことが無いぐらいの作り様に、寒気がしました。小説家としての力を目の当たりに出来る。

    部分感想:

    Amazonなどコメントへの感想:

    他類似作品:まだ思い付かない。

  • この世界の美しさ!青年、壮年、老年と印象的なあるフィルムのヒロインを巡る話なのだがこの女性が主役、というよりは私(古義人)のみた世界の話。
    それぞれのシーンのうつくしさに読んでいてはっとなる。
    老いて行くロリータ
    でてくるのは老人ばかりなのに妙に耽美
    唐突に終わるのがまたリアルで不気味

著者プロフィール

大江健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月、愛媛県喜多郡内子町(旧大瀬村)に生まれる。東京大学フランス文学科在学中の1957年に「奇妙な仕事」で東大五月祭賞を受賞する。さらに在学中の58年、当時最年少の23歳で「飼育」にて芥川賞、64年『個人的な体験』で新潮文学賞、67年『万延元年のフットボール』で谷崎賞、73年『洪水はわが魂におよび』で野間文芸賞、83年『「雨の木」(レイン・ツリー)を聴く女たち』で読売文学賞、『新しい人よ眼ざめよ』で大佛賞、84年「河馬に噛まれる」で川端賞、90年『人生の親戚』で伊藤整文学賞をそれぞれ受賞。94年には、「詩的な力によって想像的な世界を創りだした。そこでは人生と神話が渾然一体となり、現代の人間の窮状を描いて読者の心をかき乱すような情景が形作られている」という理由でノーベル文学賞を受賞した。

「2019年 『大江健三郎全小説 第13巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大江健三郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×