源氏物語 巻2 (新潮文庫 え 2-9)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101127095

感想・レビュー・書評

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  • 角田訳の続巻を待てないので慎重に選んで円地訳で続きを読む(よって「乙女」から「胡蝶」までの三帖のみ)。角田さんバージョンでは取り払われていた、敬語で誰かを表す表現が使われていて、ときどき戸惑うけれどそれほど難しくない(巻末資料も豊富)。あと、敬語を駆使されるとやっぱり王朝絵巻感がアップするので楽しい。角田訳より少しペースを落として頭の中で音読すると、円地先生の日本語のよさが沁み込んでくる。

    「玉鬘」で女君たちに光が着物を選ぶシーンが好き。衣装の柄からどんなひとかを想像するの、当時の読者も楽しかったろうな、紫式部はターゲット層を喜ばせるの上手だな、などと気持ちよく読み、「あれ悲しいことがしばらく起きてないぞ」と思ったとたんに「胡蝶」で光の下衆いところが炸裂。通勤中に逆上してしまいどうしようかと思った。

  • 資料番号:010672244
    請求記号:913.3/ ム/ 2
    資料区分:文庫・新書

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著者プロフィール

平安時代の作家、歌人。一条天皇の中宮、彰子に仕えながら、1007~1008年頃に『源氏物語』を完成されたとされる。他の作品として『紫式部日記』『紫式部集』などが残っている。

「2018年 『源氏物語 姫君、若紫の語るお話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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