小説日本銀行 (新潮文庫 し 7-7)

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  • Amazon.co.jp ・本 (547ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133072

感想・レビュー・書評

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  • その人の能力ではなく、マイナス評価だけがその評価基準となる社会。
    そんな社会では、主人公・津上の義通(ぎっとう)な生き方は、当然ながら受け入れられず、はじかれていく…
    もう少し上手く渡れよと思い、余裕のない思考、主人公の生き方に鼻白むことはあったが、そんな人物でなければ主人公にはなりえない。
    それにしても、今のデフレ真っ只中とは正反対のインフレの時代。大きく違うものだ。

著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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