人情武士道 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134550

感想・レビュー・書評

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  • 山本周五郎は長編がいいなー。
    現在小説は今ひとつだった。

  • 武士は大変だわ。いつ死ぬかわからない。
    命が軽んじられている気がして切ない。

  • 短編集なので、ちょっとした息抜きに。

  • 『山本周五郎時代劇 武士の魂』
    BSジャパン/毎週火曜放送
    2017年4月4日から

  • やっぱりね‼︎

  • 山本周五郎入門。
    しぐれ傘収録。いつの時代にも義理人情がある。
    武士のように毎日を真剣に生きているだろうか。

  • 「初期の傑作12篇を収める」と裏表紙にある短篇集。
    やはり人間観察とその表現が素晴らしい。
    思わず目頭が熱くなる作品もあった。
    まっとうに生きていく素晴らしさを教えてくれる作品。

  • 読みやすい短編集。日本史が苦手すぎてよくわからん部分もあったけど、ショートでいい話ってのはストレスなくていいね。

  • 読み返すつもりで家の本棚からたまたま手に取ったのだけどまだ読んでなかったとは。読みながら、あれ? 読んだこと無いな? あれ? ってなりながら、でもなので楽しく読めた。
    解説にあるように若々しい荒さがあるんだけど、でも元気でいいと思う。長編の変に暗いところがないし、言いたいことがはっきりしているので。というより、山本周五郎の短編集はいいに決まっているが。
    「驕れる千鶴」の美しくお高くとまったきつい美女×老人とか、「竜と虎」の犬猿の仲ながらお互い敬っているのに仲良くできないけど最終的に舅と息子になる二人とか、そんなん萌えるわ。まじ竜と虎は読みながらにやにやが止まらなかった。会話文面白い。「人情武士道」の地味男×地味女に迫る派手夫婦、でも最終的な落ち着きがすごくほっこりする。男同士と女同士の関係も萌える。
    最後二編は現代物でした。「猿耳」獣人とか異性物体移植とか大好きなのでうっかり萌えましたすみません‥‥狼男とか、アグレッシブでグロいな山月記みたいな話(違

  • 山本周五郎は時代劇物を書かせたらピッタリ来るね。短編物だが最後2編は時代劇じゃなくちょっと残念。電車通勤で読むには丁度良い長さ。

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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