4時のオヤツ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101149196

感想・レビュー・書評

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  • 夕方四時のおやつをめぐる風景を会話メインで描写。作者のやりたかったことはよく理解できるが、こればかりを読み続けていくのは結構苦痛。

  • 33種のオヤツを扱った小品集。
    各作品は会話のみ、もしくはト書きのような情景描写を織り交ぜて書かれている。その為、ちょっとした演劇をみるかのようで読みやすい。また、とりあげたオヤツの写真が色を添えている。

    ただ、オヤツ自体の描写が少なく、内容とうまく溶け合わずに終わっている作品が多い気がする。おやつのある日常の風景というよりも、小道具として風景の一部に埋もれてしまっているような印象。

    いくつか魅力的な作品もあるので、少し勿体ないというのが正直な感想である。

  • ほぼ会話のみで綴られた日常話の中に
    そっと存在する、題名のおやつ達。

    という事は、この話はすべて4時頃に起こったもの、なのでしょう。
    ほとんど夕飯に近い時間帯。
    確かに食べるのをためらうような時間です。
    でも美味しいものがあるならば…手がついw

    最後には、お店の住所もついていて
    食べに行こうかどうしようか、悩む所です。
    が、閉店された所も…残念!

  • ○不思議系

著者プロフィール

杉浦 日向子(すぎうら・ひなこ):1958年、東京生まれ。1980年、「通言室之梅」(「ガロ」)で漫画家としてデビュー。1984年、『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞受賞。1988年、『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞受賞。1993年に漫画家を引退し、江戸風俗研究家、文筆家として活動した。NHK「コメディーお江戸でござる」では解説を担当。主な漫画作品に『百日紅』(上・下)『ゑひもせす』『二つ枕』『YASUJI東京』『百物語』、エッセイ集に『江戸へようこそ』『大江戸観光』『うつくしく、やさしく、おろかなり』『一日江戸人』『杉浦日向子の食・道・楽』『吞々草子』等がある。2005年、没。

「2023年 『風流江戸雀/呑々まんが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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