梟の城 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152011

感想・レビュー・書評

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  • 物凄い分析力と想像力。そしてそれを表現する文章力が凄い。

    人の心の動きとか。。もはやそこで全部見ててインタビューでもしたのかというくらいのレベル。

    ラストも良かった。
    ただ、木さるがどうなったのかが気になってしょうがない。
    全体的には登場人物全てが人間臭くて良い。イキイキとしてる。

    面白かった。

  • 面白かった!
    最後は別に五右衛門に繋げなくても良かった気が…
    でもスピード感もあってサクサク読めた。

  • 伊賀者独特の習性が面白いです。

  • 映画を見てから読んだんだけど、やっぱこれはすごい。

  • 司馬遼太郎の直木賞作品ということで読んでみたが、文体にあまり彼らしさがなく、また伊賀・甲賀の忍者が秀吉を暗殺しようとするというテーマ自体は良いものの関係の無いエピソードが雑多であまり興味を惹かれなかった。

  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/78215

  • 解説のなかで、女の忍者を「くノ一」というのは、漢字の「女」を分解した
    呼び方だというのを、この歳で初めて知った。
    武士の心理、戦国時代の忍者の心理、くノ一として育てられた女性の心理などが書かれている。
    本書を読んで、自分は封建制度の元に生まれていなくて、ほんとに良かったと思えた。

  • ついに司馬遼太郎に手を出してしまった。大御所は、なるべく避けてきたのだけれど。はまってしまうと、抜け出せなくなりそうだから。でも、やっぱり、面白い。

  • 忍者 大好き!

  • 葛籠重蔵と風間五平を対照的にすることで、正しい日本人としてのあり方を司馬遼太郎は教えたかったのだろう。
    最終的に重蔵が生き残り、五平が死んだ。すなわち、重蔵の生き方が司馬にとっては正しいのだろう。
    「忠義を全うするも自分なりの答えを出す」、そんな生き方は私にも格好良く映った。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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