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- Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101153063
感想・レビュー・書評
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咸臨丸の勝海舟はちょっと格好よく書きすぎじゃないだろうか。アメリカに上陸した一行もきれい過ぎる感じ。でも、息遣いが聞こえるような人々のリアルさというか距離の近さ。情の行き交いを現場で見ているような血肉を感じる語りに呑み込まれる快感がある。
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子母沢寛 「勝海舟 」2/6 咸臨丸渡米
著者の描きたい勝海舟像が見えてきた。1巻で 古き良き武士時代を書いた理由は、近代化の象徴として 勝海舟を描きながら、勝海舟の底流にある 武士道を 日本人の思想として 伝えたかったから。安易な攘夷論や開国論とは別次元ということだろう。
勝海舟の国家観と国家戦略を示すセリフ「幕府が潰れても日本国はなくならない〜日本国があるかぎり海軍国防は必要」
福沢諭吉、ジョン万次郎との咸臨丸でのアメリカ渡航、坂本龍馬、岡田以蔵の弟子入り など 有名人が出てくると 読みやすくなる