あほうがらす (新潮文庫)

  • 158人登録
  • 3.37評価
    • (1)
    • (22)
    • (35)
    • (0)
    • (1)
  • 17レビュー
著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1985年3月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156255

あほうがらす (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 『池波正太郎時代劇 光と影』
    BSジャパン/毎月第1、2火曜放送
    2017年10月3日から

  • 「武士の名誉を生きるためには、いつどこでも死を迎えることになるかも知れぬという覚悟を日々新たにすると同時に、生きて迎える一日一日を充実せしめたい、妻を愛し、家を愛する心を日々新たにしようという又右衛門の生き方なのであった」。

    死が身近なこの時代は、こうした考えで生きていたのだろうが、東日本大震災や熊本地震など、実は身近な死を忘れている我々も、いつ愛する人を亡くしても、また自分が死を迎えても、後悔がないよう一日一日を充実させる姿勢が学ばれる。

    江戸時代初期の武士・剣客であり、日本三大仇討ちの一つの「鍵屋の辻の決闘」で知られる荒木又右衛門の物語など、11編が収められている。

  • ざっと目次を見て「男色武士道」くらいがそれっぽいのかな、と思って読み出したが割と衆道がメインでした。
    それ以外にも滑稽ものなどもあり、緩急ついた収録で読みやすかったです。

  • 人間の不思議さを描いた11編の短編をちりばめた一冊。なかでも私は忠臣蔵の悲劇の主人公浅野内匠頭の二面性を描いた「火消しの殿」が面白い。

  •  うまいな。本当にうまいな。

  • どの短編も、心にじんわりとしみる。一人ひとりの人物に血が通っているのが感じられる。淡々とした文章なのに、ドラマティックだ。読み終えた後、すがすがしい心もちになった。

  • いつどこで、死を迎えることになるかも知れぬという覚悟を日々新たにすると同時に、生きて迎える一日一日を充実せしめたい、妻を愛し、家を愛する心をも日々新たにしようという又右衛門の生きかたなのであった。

  • 時代物の短編集。

    忠臣蔵も「鳥居強右衛門」も「荒木又右衛門」も、
    元ネタにいまいち詳しくないのですが、

    立場やら体裁やらに雁字搦めにされてるように見えるけども、
    そこに誇りをもつ武士として生きて死ぬ、
    っていう姿は、何でこんな格好良く思えるのでしょうね。

    現代に生きる自分は、立場とか身分とかによって、
    ほとんど制限されないで生きていける分、

    命をかけるほどの信念なんて持てる気がしないし、
    別に持たなくても生活できるのが、
    何だか物足りない気がしてしまうのは、
    ただのないものねだりだとはわかっています。
    でも、憧れずにはいられない。

    どれもそれぞれおもしろかったけども、
    個人的に、「荒木又右衛門」「男色武士道」のラストには、
    静かに泣きたくなりましたよ

  • 赤穂浪士など、実際の歴史に関係する話があるのですが、そういった歴史上の出来事をもっと知っていれば…(有名な歴史上の出来事もあまりよく知らないので…)
    でもそれぞれ短いお話の短編集なので、ひとつひとつ面白く読めました。
    短編のひとつに『男色武士道』という直なタイトルの話もあるのですが、戦国から江戸では男色・色子など少なくないようでそういった話も他短編でも多く書かれていました。
    男同士の言葉を交わさずとも通じ合える感が、なんだか素敵で羨ましい!!…ような気がするっ。

  • 2010/04/02完讀

    這本短篇小說我還蠻喜歡的。佐藤隆介的解說也很棒!

    「火消しの殿」
    這篇是忠臣蔵的外傳。大小事都過問,非常小氣的「殿様」浅野内匠頭,在消防演習和男色上卻出手大方。欲染指沢口久馬,同時面對死亡卻又如此地「いさぎよい」。池波常說,人是很矛盾的動物,這篇就是一個證明。最後逃離内匠頭魔掌的的沢口,也開始熱心於消防演習…

    「運の矢」
    池波「真田物」。

    「鳥居強右衛門」
    後來改寫為「忍びの風」。強右衛門一心想著大叫出謊言就可以獲救,但沒想到脫口而出竟是援軍要來,於是就慘遭磔刑…這一幕令我印象深刻。以前讀到鳥居這段故事,都是以忠義之輩的角度切入,池波筆下這個渴望功名的男人,一時脫口而出與自己內心完全不一樣的畫面,更帶有人間味,也更哀傷。

    「荒木又右衛門」
    忘記之前在哪本已經讀過了,再讀一遍還是很棒。

    「つるつる」
    「男振」的原型。有點小小更動,短篇一樣很好。

    「あほうがらす」
    「阿呆烏」:「質の良い娼婦を、いかにも素人くさい女に仕立て、これを質の良い客にさし向けること」
    『鮒宗』の宗六私底下是「阿呆烏」:賣春的斡旋業。年輕時因放蕩過渡和而被兄長万右衛門義絕。今日的他已經有自己全心投入的工作,兄長的兒子彦太郎來拜訪他,希望他幫自己想朝自己的目標ー印判師前進。但身為大商家繼承人,万右衛門是不可能答應的。於是宗六想了個辦法…

    表題作果然是這本書裡面最棒的一篇。每個人都有許多矛盾、令人訝異的面貌…。結局一定會令讀者莞爾一笑。,

    「元禄色子」
    這也是忠臣蔵外傳:大石主税唯一也是最後的戀愛。男色物。這篇好感人…

    「男色武士道」

    「夢の茶屋」
    賣春宿跟江戸暗黑街的故事。又有讀藤枝梅安那種忐忑不安的刺激感了。

    「狐と馬」
    有趣的狐附身小品。

    「稲妻」

    全11篇。

    (375page)

全17件中 1 - 10件を表示

池波正太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
池波 正太郎
池波 正太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

あほうがらす (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

あほうがらす (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

あほうがらす (新潮文庫)のKindle版

ツイートする