またたび読書録 (新潮文庫 む 8-17)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101159270

作品紹介・あらすじ

「そうだったのか」「げげっ」「そこまでやるか」。西原理恵子のマンガもブッダのことばも、群ようこが読むと発見と感動は倍増!捨てる名人、臨終の達人、怒涛の食欲家、体型コンプレックスを消してくれる人、女性蔑視の天才などなど事実より奇なる人々が登場し、さらに「字の書き方」「ボタンのつけ方」から、「風邪のひき方」まで、納得情報が満載。どの本も欲しくなる読書エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 群さんはあらゆるジャンルの本を読んでいる。女性の人生を描いたものに興味がおありなのは私も同じなので、紹介されている本を読んでみたくなった。
    この本が群さんらしいのは、日常生活の描写をうまく織りこんで本と関連を持たせている(または無関係なのに面白い)ところ。「だからどうなんだ」と、自分で自分にツッコミを入れるスタイルも群さんならでは。
    本のタイトルはメモしておきました。

    物書きなんだからといえばそれまでだが、ありとあらゆるジャンル、時代も明治大正期のものまで、群さんの興味は尽きない。しかしあとがきで読めずにいる本が段ボール50個もあって、しかもそれを手放すことにしたというので驚いた。
    内容を覚えている本は、手放すとあとで思いだし、必要になったときに困るが、中身を読んでいなければ、思い出した困る必要がないからこちらを処分することにした、というのである。なるほど、と思うが、なんか納得できない(笑)

  • 読んでおいて損はない

  • 「きもの365日」を読んだら群さんのエッセイをもっと読みたくなった。
    あと、今読みかけなのだけれど沢木耕太郎氏と小川洋子さんのエッセイを読んでいて、その2冊が本に関するエッセイなので群さんのもそういうのを読もうと図書館にて借りてきた。
    私は他の人の読んだ本のタイトルや内容の感想やらを読んで読む本を探すのが好きなのでよく本に関する本を読む。
    群さんも本を多く読む方なのでその手の本が多い。
    でも、彼女は本の紹介というわけでもなく、彼女文を読んでその本を読みたくなるということでもなく、本をタイトルに彼女の文を書く。
    それがとてもよい。

  • 日常エッセイとからめて本の感想を書くこの書き方、見習いたい.

  • 初めて読む、群ようこさんのエッセイ。
    基になっている書籍の分野が幅広くバランス感覚の長けている印象を受けた。「生活図鑑」は是非一度手にとってみたい。

  • 『ぼくんち』読んでみたくなった。
    いつも思うが、群さんのお母さんが強烈。

  • 昨夜読み始めて、1話目でいきなり西原恵理子のピンサロ話で2話目読むとこ。
    次はファッションについてかな?

  • 群さんの読書体験をきっかけとしたエッセイ。読んでみたいと思う本はなかった。
    本を手放すなら、読んでない本を、というのは、なるほどと思った。

  • よくも悪くも最初の一話がおもしろすぎる。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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