別れぬ理由 (新潮文庫)

著者 : 渡辺淳一

• 新潮社 (1991年2月28日発売)

感想・レビュー・書評

[歌猫さんの感想 · 2010年12月5日]

滑稽な本として読むと笑える。確かに男目線の部分は多かったが、現実を表してるとも思うなあ。男のアホさが目立ってて、そういう風刺本みたいな印象。ただ面白くはない。

[toppy510さんの感想 · 2010年4月11日]

バカな男が視点のW不倫小説。形だけの夫婦の物語。共感できる部分がほとんどなく、つまらなかった。

[smile0708さんの感想 · 2010年1月11日]

残念ながら、この夫婦の「別れぬ理由」が私には理解できなかった。

「安らぎ」と「（ある程度の）恋愛感情」をパートナーに求め続けることは、
不可能なことなんだろうか。

著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」