- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101181691
感想・レビュー・書評
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ゲルマニクスの弟クラウディウスのお話し。
悪くないけどなんかかっこ悪い人で少し残念。
4、ティベリウス・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クラウディウスという皇帝は全く知らなかったが、こういう人がいたからこそローマの帝政は続いたのだろうなと思う。恐らく普通に誠意ある仕事をした人なのだろう。だけど、カエサルとアウグストゥスという2人の存在は大きすぎたし、仕事も人心術にもたけていた。同僚にいたら、頼りになることだろう。だが、彼の仕事は皇帝。妻のことまでは管理できなかった、では済まない。普通に仕事のできるいい人が皇帝になるということの悲劇さ。それにしても、家庭は大切。どの皇帝も家庭生活に恵まれていないのは悲しいことだ。読んでいて、かわいそうになってくる。
次はネロの番。さて、どうなることやら。 -
20巻に記載
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悪妻2連続で面白かった
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3代皇帝カリグラが暗殺された後に歴史学者だったクラウディウスが4代皇帝となった紀元41年から、クラウディウスが妻であるアグリッピーナに毒殺される54年までを扱う。
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皇帝クラウディウスの統治
五〇歳まで歴史研究家だったクラウディウス。
カリグラ暗殺後に突然、皇帝に即位する。
先帝の、内政(特に財政)・外政面(北アフリカとユダヤ)における負の遺産を処理し、皇帝統治の信頼回復を目指す。
それ以外にも、安全保障のためのブリタニア遠征や、解放奴隷を登用した秘書官システム(現在でいう官僚制度)の構築、国勢調査の実施や公共郵便制度の拡充と民間への開放、クラウディウス港やクラウディウス水道橋(起工はカリグラ)といった公共事業、北ガリア属州民への元老院の議席解放とそれに伴う奴隷解放規制法施行といった、多くの業績を残した。
しかし妻には恵まれず、メッサリーナやアグリッピーナといった悪妻にいいように利用されてしまう。
最後は(おそらく妻に)毒殺され、アグリッピーナの連れ子である、あのネロが次の皇帝に即位する。 -
カリグラとネロは悪名高きって感じだけどクラウディウスは、そうでもない感じがします。悪いのは奥さんですよね。