誰そ彼れ心中 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101194219

感想・レビュー・書評

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  • 日本の時代小説だけれども、主人公を襲うミステリアスな展開に、あたかも海外小説を読んでいるかのような感がした。主人公瑞枝に降りかかる底知れぬ悪意、次から次へと犠牲になる主人公の味方たち、そして最後は、題名どおり心中となる重い物語であるが、最終頁での、奉行所同心大島とその妻との会話でほっと。読後感よく本を閉じることができた。

著者プロフィール

諸田玲子
静岡県生まれ。上智大学文学部英文科卒。一九九六年『眩惑』でデビュー。二〇〇三年『其の一日』で吉川英治文学新人賞、〇七年『奸婦にあらず』で新田次郎文学賞、一八年『今ひとたびの、和泉式部』で親鸞賞を受賞。著書に『お鳥見女房』『あくじゃれ瓢六』『きりきり舞い』シリーズのほか、『四十八人目の忠臣』『波止場浪漫』『帰蝶』『女だてら』『尼子姫十勇士』『しのぶ恋』など多数。

「2023年 『其の一日 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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