はい、こちら国立天文台: 星空の電話相談室 (新潮文庫 な 54-1)
- 新潮社 (2005年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101205212
感想・レビュー・書評
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本書は、国立天文台の寄せられる珍問奇問や年間1万件を超える問い合わせ、それらに真摯に対応する広報マンの奮闘を描いたものです
いろいろな天文関係のうんちくなども交えつつ、星空のロマンを感じさせる内容で、おもしろかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インターネットがあるから仕事が無くなっているんじゃないかと思っていたが、2020年の年末にテレビを見ていたら初日の出情報の画面の下の方に「国立天文台による」と小さくテロップが出ていた。
まだまだ仕事はあるようだ。 -
著者がどういった人物か全く分からないまま読み進めていた。
なんとなく、20代30代を想像していた。
まさかそんなお年だったとは。
文体が若々しい。 -
国立天文台にかかってくる質問電話を中心に書かれたエッセイ。
心打たれるエピソードもあれば、いつの時代にも変な人はいるものだと思わせる電話も。
理科の教科書や資料集で、天体のページを熱心に見ていたころを思い出した。あの想像すればするほど広がってどうしようもなくなる世界への興味は、そういえば日常に薄められていた。上質なプラネタリウムに行きたい。 -
プロの作家の作品ではないので、決して読みやすい本ではありません。
逆にリアリティを強く感じるところもありますが。
国立天文台に寄せられる電話から見える日本の科学教育への不安や希望が語られます。
ネタは好きなのですが、ちょっととっちらかった印象です。 -
特に新しい話はなく、地味なエッセイという雰囲気。
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11/13読了
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天文台に寄せられる年間一万件を越える問い合わせ。<br>
その様々なエピソードが、人間模様+天文学のウンチク満載で語られています。<br>
問い合わせの電話をしてくる人には変わった人も多いわけで、大変だとは思うけれど、やっぱり人と関わる仕事が面白いなぁ。なんて思ったりもしました。<br> -
天文学は大学でトンと理解出来ませんでしたが、この著者の優しく語り掛ける文筆に星への興味が湧きました。