- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101206219
作品紹介・あらすじ
頼む……僕はもうセックスしたくないんだ。仲の良い夫から突然告げられた妻の動揺。〈土下座婚活〉が功を奏して知り合った男性に、会って3時間でプロポーズされた女の迷い。念入りに掃除をし、息子に手作りのおやつを欠かさない主婦が抱える秘密。諦めきれない悟れない、けれど若さはもう去った。中途半端な〈40代〉をもがきながら生きる、私たちの物語。心に深く刻み込まれる6編。
感想・レビュー・書評
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40代女性の気持ちが、よく、表現されていると思った。
わかりやすい伏線が、はられていて、読みやすく、殆ど一気読みでした。
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1年前くらいに買って、わたしにはまだ早いのかもと思って積読していた。読んだ。馴染んでしまった。まだ学生のくせにそれってどうなの、と思うけどそれ程身近でリアルなものになってた。結婚も性欲も親の介護も。
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40代の女性を描いた短編集。
なんとなく頷ける部分もあったが、
最後の話があまり好きではなくて
気持ちが一気に冷めてしまった。
話の何処かに出てきた人が、
次の話の主人公…
という作りはなかなか楽しかったです。 -
タイトルも表紙もすごく好き!
内容も好きなはずなんだけど、なんでか、なかなか進まなかったなぁ。 -
【2022年95冊目】
さまざまな女の物語である。恋を、愛を、性を、生き様を描いており、時に共感しながら、時にただの第三者として読み進めた。
結婚してようしてまいが、恋人がいようがいまいが、子どもがいようがいまいが、性欲に悩もうか悩むまいが、全て自分の選択で、結局は何かを選べば何かを手放すしかない。その結果が自分にとって良いものになるかそうでもないか、その時にはわからないのかもしれない。
こんなにも「セックス」という単語があっけらかんと出てきた本を初めて読んだかもしれない。けれどいやらしさとかは微塵もなく、ああいろいろな女の話だなぁと思った。 -
40代女性の短編集。結婚とか夫婦とか性欲とか仕事とかアルコール依存症とか、今28で独身の自分には分からない、女の悩みっていうか気持ち?が沢山出てきて、ちょっと生々しくて疲れるんだけど、1日で読み切りたい!と思ってカフェをハシゴして読みました。笑
結婚したら、死ぬまでこのカップルのままの関係と気持ちでいられるのは難しいことなのかもしれないけど、その時その時の自分たちに合った、穏やかな関係性でいられたらなぁと思いました。本の中の、ずっと女でいたい。って気持ちはすごーくわかるし、すごく大事な事だと思う。