石に泳ぐ魚 (新潮文庫)

  • 180人登録
  • 2.93評価
    • (6)
    • (5)
    • (45)
    • (12)
    • (5)
  • 28レビュー
著者 : 柳美里
  • 新潮社 (2005年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101229300

石に泳ぐ魚 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • やっぱり柳美里は苦手だぁ、
    また最後まで読めませんでした…

  • 2005年。作品は私小説が多く、無頼派の系譜を継ぐ作家とも評される。実在の私人をモデルにすることも多いため、作品はプライバシーにふれるとしてしばしば問題になる。デビュー小説『石に泳ぐ魚』は、実在の韓国人女性をモデルにしたことにより、訴訟問題に発展し、最高裁で出版差し止め判決がでた。一部の図書館ではこの判決を受けて、同書及び同じ文章を掲載した文芸誌『新潮』の該当部分を閲覧禁止にしている。

  • 非常に好みが分かれそう。私には主題が読み取れなかったし,肌に合わなかった本でした。

  • 再読。この本は戦後初出版差し止めになった大変意味ある作品です。是非、裁判記録を読んでから読んでみることをおすすめする。原告者の悲しみがよくわかる。原書のすさまじいほどの迫力はいかなるものであったか、裁判記録で予想できる。書き直したのはそれはそれで残念。いずれにしてもすごい才能の人。

  • 「改訂版」。もちろん描写が削られているからだけど、顔云々より、「在日」の重さがある。先に読んだ『少年倶楽部』しかり、その世界が、というかそんな遠い言葉じゃなく、「世間」が、すぐそこにあることに気づかず暮らしてきたものだから…。
    高校の同級生に、韓国から帰化した子がいた。だいたいが無知で恐縮ですが、なんで「帰」化なの? とにかく、そのことは自己紹介の「出身は北海道です」くらいなものと扱っていたけど、どうなのよ、わざわざ大きく扱うのも変なのでしょう?

  • 日本で初の出版前に出版禁止処分になった小説。
    『石に泳ぐ魚』
    この本は改訂版だが図書館で見つけたときは驚いた。

    在日韓国人である主人公が韓国の地を訪れ里花と出会う。彼女は顔に障害をかかえていた。

    話自体は里花の話がメインではなく家族や恋 友情に及び全体として不条理な世の中を生き抜く姿を描いた作品である。
    話も難しいが裁判も難しい
    柳美里に悪意がないことは読めば明らかなわけで小説家が実体験からかくのも当然なのだから。

    何よりこれがデビュー作という柳美里の才能に驚いた

    歴史的裁判の作品
    一度は読んでみることをお勧めします

  •  1994年に発表されたが作中人物モデルから訴えられ、裁判は8年に及び最高裁判決で出版差止めを受けた。2002年、改訂版は法的に争いはなく新潮社より出版された。戦後日本で文芸作品としてはじめて出版の事前差止めが認められた本である。そういう意味ではとても有名な本なのではないだろうか、差止められた本は読むことは出来ないのが改訂版でも何かしら陰鬱な感じは伝わる。悪意はないにしても作中モデルの個人を特定できてしまうところが問題なのだろう。

  • 1994年に雑誌「新潮」に発表された作者の初の小説。モデルとなった女性から訴えを受けて裁判となり、オリジナル版は出版差し止めとなった(その後出版されたのは改訂版)。文庫の腰巻には“言葉は葬られた。しかし、精神はここに生き続ける。”と記されていて、とても印象的だ。
    “困難に満ちた生をいかに生き抜くか”を、劇作家梁秀香を主人公として描く。大筋にしろ細部にしろ、すべてが作者のその後の作品に通じているという点で、押えておくべき一冊かな、と思うが、何しろ困難に満ち溢れすぎていて読むのがつらかった。

  • 文章がカチカチしてて意味がぜんぜんわからない。
    再読必須!と思った。

  • 柳美里さんの作品は初めて。私の恋愛遍歴もまだまだだなと。作品自体はプライバシー権やら何やらで有名だったのに中身は知らず、読んであまりにもぶっとんでいて驚いた(悪い意味でなく)。ひとつの世界でみんなが生きているもの。いろいろあるのは当たり前だ。なんか、いろんなエッセンスがやりっぱなされている感が否めないのは私だけ?放置プレイが狙いなのかしら。人は、意図しない方向に流れていく訳ですね〜。

  • もういちど読む「山川政治経済」36ページで紹介されていたので。

  • 法学で名前を聞いたので手に取ってみました。読んでいるとなぜか自分が狂っているような感覚がして、苦しいです。最終的に本当に救いのない話だと感じました。解説を読むのがわかりやすくて良いかと思いました。

  • 浦野所有。

    顔に腫瘍をもつ実在の女性をモデルにし、本人の個人情報がほぼそっくり作中で描かれているため、出版差し止めになった問題作です。そのため今日出回っているのは、著者が裁判所に提出した改訂版。そのせいなのでしょうか、表現が単調で、盛り上がれる部分がないまま、あっさりと話が終わってしまいました。

    正直いって、おもしろくないです。

    話題作として、どんな内容か知りたい人以外にはオススメできません。

  • ◆あらすじ◆
    競馬に狂った父親。
    次々と男をとりかえる母親。
    危うい家族の風景の中に、劇作家、秀香の孤独は屹立していた。
    韓国での会見では仲介者の裏切りに遭い、日本の演出家は彼女の作品を踏みにじる。
    「柿の木の男」の温もりと、美大受験生、里花の奔放さだけが、そばにあった。
    真っ直ぐな孤独は、いつも何かに挑みかかり、深く傷つき、彷徨い漂う。
    生きることの凄絶さを捉えた傑作処女長篇。

  • 史上初めて出版差止を食らった小説です。待ってましたよ。
    でもそんなにで、期待していたモノと違ってました。
    ただ実名をだされて女性が嫌がっただけだったんだな。

  • 両親ともいい暮らしができると表、日本に渡ってきたんだろうけど、結局うまくいかなかったのね。私が13歳のときに還ってきたの。韓国の経済も立ち直ってきたし、韓国だと貧乏しても、そうひけめを感じなくても済むから、かな。

  •  この作者は、自分のことしか書けない人なのかな?
    自らの血を切り骨を断つのが文学かもしれないけど、それを続けてたらネタ切れして、いつか書けなくなる日が来るんじゃないか??
    そう思うのは、私が平凡に生きてきた凡人だからかもしれないけど。
    色々ある人の人生は、『色々』があり続けますからね。

    全体を通してラストまで、「だから何なの?」と突っ込みたくなることが多いけど、たまにある描写に胸打たれたりします。

  • 日本語って綺麗だなあと思った。
    でもなんか読後は悲しくなってきた。

  • 崖っぷちの人生・・・とまではいかないけど、どこか不安定で、うまくいかない日々。<br>
    今の私にはちょっと励みになるような話しでした。<br>
    でも、描写が結構過激でびっくりした!
    解説を読んで「なるほど〜」と思いました。☆<br><br>

    <strong>出版社/著者からの内容紹介</strong><br>
    <blockquote><p>
    競馬に狂った父親。<br>次々と男をとりかえる母親。<br>危うい家族の風景の中に、劇作家、秀香の孤独は屹立していた。<br>韓国での会見では仲介者の裏切りに遭い、日本の演出家は彼女の作品を踏みにじる。<br>「柿の木の男」の温もりと、美大受験生、里花の奔放さだけが、そばにあった。<br>真っ直ぐな孤独は、いつも何かに挑みかかり、深く傷つき、彷徨い漂う。<br>生きることの凄絶さを捉えた傑作処女長篇。
    </p></blockquote>

  • センター試験の勉強をしているとき、現代社会で取り上げられた、
    日本で出版停止命令にあった数少ない作品の一つ。
    僕が読んだのは、出版停止後に、問題の箇所を修正した後の作品。

  • 日本語を大切にしたくなります。

  • 今さら読んだ問題作
    プライバシーの侵害とかを思いながら読むと、なるほどね〜と感じるものもあるが、ストーリ自体は「でっ?!」って感じ・・・

  • 問題作だったらしい。名誉毀損とかでね。

  • 柳美里の自伝的小説。どこからがどこまでがフィクションなんだろう…。ここまで小説になる人生って、スゴイです。

全28件中 1 - 25件を表示

石に泳ぐ魚 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

石に泳ぐ魚 (新潮文庫)はこんな本です

石に泳ぐ魚 (新潮文庫)の単行本

ツイートする