BCな話: あなたの知らない精子競争 (新潮文庫 た 49-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101238142

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  • 女をめぐる男の争い。


    精子競争についてよくまあここまでしらべたな〜という内容。特に、マンチェスター大学のR・ロビン・ベイカーとマーク・A・ベリスの人間の性行動に関する研究報告はすごい。パートナーと一緒にいる時間が長いほど男の精子数は減少する。競争がないからか。動物実験から推論では、浮気時の精子は元気らしい。

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    内容(「BOOK」データベースより)
    浮気も売春もすべて遺伝子を後世に残すために必要な、BC(生物学的に正しい)な行為である。それらはすべて、自分のコピーを残そうとする遺伝子のなす業、熾烈な精子競争に勝ち残ろうとする精子の陰謀だ。ではさて、精液中の精子の数はいつも同じなのか?また膣内に吸引される数は?数が時により変化するとすればその要因とは―ますます快調な竹内理論。爽快な科学エッセイ。

  • 科学者が収集した実験データを元に、おもしろおかしく話を展開させる手腕は見事だと思う。でも、自分の話の都合の良いように実験データを利用しているんじゃないかなぁと思えてしまうとこもあって、このお話を丸呑みしてはいかんなぁと思いました。

著者プロフィール

竹内久美子
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』『シンメトリーな男』(ともに文藝春秋刊)、『女は男の指を見る』(新潮社刊)、『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』(小社刊)、『女はよい匂いのする男を選ぶ! なぜ』(ワック刊)など。

「2022年 『66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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