月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 11309
感想 : 786
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101240527

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めの頃は冒頭の学校や家庭での主人公の生活の描写が小説的というか、どこか典型的な作り物の匂いがして、あくまでも平均的なファンタジー小説の範疇に収まる作品なのかなと感じていました。
    とことんまで墜落し続ける主人公に、これは自分が持つファンタジーの定型の流れをただなぞっていく物語ではないのかも知れないと思い始め、そこからはこの小説が一体どんな全貌を抱えた物語なのだろう、と予測できない読書にページを捲る手が加速しました。
    上巻ではとことんまで他者の暗部に浸され続け、底の底まで主人公を墜落させることに終始している風に見受けられます。それ程までに丁寧に振った後に、主人公が到達する景色とはどんなものなのか。
    そしてそこの奥に見える筆者が描きたかった哲学を見届けたいです。

  • すごい世界に手を出してしまった、という感じ。
    と言いつつ、この後の数巻もあっという間に読み切ってしまう予感がある。

  • 現代に生きる女子高生・陽子は、ある日謎の男性から「わが主」と呼ばれ、襲い来る魔物から身を守るため異世界へと連れていかれてしまう。
    自分の置かれた状況がわからないまま、一人ぼっちになった陽子は男性から渡された不思議な刀だけを頼りに騙され、裏切られながらも必死に生きていく。
    1巻は十二国記の世界観を飲み込めずに陽子とともに振り回されることで没入感を楽しめた。今後陽子がどのように成長していくかが楽しみだ。

  • 230919*読了
    ここからシリーズ本編の始まり!上下巻。
    おとなしい女子高生が、十二国のうちの一つの国にやってきて、剣をふるい、妖魔とやり合い、裏切りに傷つき、それでも懸命に立ち向かっていく。
    いい。おもしろい!RPGゲームを見ているかのよう。ファンタジーもいいね。

    現実世界に現れたケイキは敵なのか、味方なのか…。

    下巻もすぐ読む。

  • 魔性の子から一気読みで再読中。
    この後の展開が分かっているから楽しく読める。
    上下で1巻にしてほしいくらい、2巻で雰囲気が違う。

  • こちらも再読。 世界設定しか覚えてませんでした。 というか設定もうる覚えのところがありました。 最初の陽子ってこんなに性格悪かったっけと思いました。 昔読んだ時は陽子に同情的だった気がしますが、今回は何この子って引きました。 途中からやっとの能動的に動いてくれるようになって良かったです。昔も今も呉に住んでたおじいちゃんのところでちょっと泣きます。楽俊がまだ出てきてくれない…

  • (2023/07/01 2h)

  • 主人公が不憫すぎて、最後の最後まで救われず、読み進めるのが困難だった。
    下からの展開に期待。

  • 感想は下巻にまとめて収納してます。

  • 何回読んでも面白い!!ずっと友達に借りていたが、誕生日プレゼントに全巻買ってもらいました!

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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