- Amazon.co.jp ・本 (622ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101241166
感想・レビュー・書評
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田沼意次というと、大商人と小判を前にして「おまえも悪よのぉ、へへへ」みたいなイメージがあるのは私だけでしょうか?子どものころの歴史の授業の影響?
でも、最近では商業を発展させ幕政の改革を進めたと評価が高まってきているそうですね。
この本は、あくまで小説でフィクションだろうけれど意次のイメージを大きく変えることができました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本作品では、ダーティーなイメージで描かれることが多い田沼意次が、爽やかな男惚れのする人物として描かれている。言語不明瞭な家重やその子家治に誠心誠意仕え、私欲なく幕政に貢献していく意次。異例の大出世に、門閥の幕府重役から嫉妬やねたみを受けながらも、積極財政策で幕府を盛り返そうと奔走する。最後は、権力欲の固まりのような松平定信、一橋治斉らの陰謀で失脚させられてしまうが、読後に爽快感が残る。
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よしながふみさんの「大奥」で田沼意次が気になり、読んでみた。
最初は歴史物というより時代物という感じ。それはそれなりに面白かったけど。
後半はどこまで史実なのか分からないけど、勉強になった。 -
田沼意次を、その幼馴染龍介、お北との友情を交え、その凛々しくも、清々しい生き様を描く。
田沼意次の政敵との生々しい死闘も描かれているが、田沼意次とお北との関係は、ただ側室というものでもない。国のために、我が身を投げ打ち、情熱をかける男と、その男を惚れ抜いた女。
単なる歴史小説でなく、読み応えある一冊となっている。 -
意次様の魅力満載。最近読み漁った田沼関連の中では一番読みやすく、好みな一冊でした。田沼意次に興味を持った人には、一番最初にこの本を勧めたい。
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類まれなる美貌と才能、魅力的な人柄
田沼意次の人生を追った作品
今まで名前しか知らなかったけど
すごい人だったんだねぇ