とりかへばや、男と女 (新潮文庫 か 27-1)

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  • 新潮社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101252216

感想・レビュー・書評

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  •  河合隼雄さんの本ということで購入。BOOKOFFで105円で販売されていた。別の河合さんの本で紹介されていたから購入した気がする。

  • 公家の姉弟(もしくは逆)がお互い逆の性をもって生まれてきて、体の性とは逆に生きていく「とりかへばや」。この物語から男らしさや女らしさ、アニマとアニムス、二分化思考などについて読み解く本です。
    どの人間にも逆の性の要素があると言いますが、さらにその深くには両性具有的イメージが存在しているというのが面白いし納得。また海外の似た物語にはやはりその国の思想や考え方がベースになっていて、日本のと比べるとまたそれが面白かったです。
    ただ、私たちが二分化思考から離れることは非常に困難なのだと感じます。生まれてから二分化思想のもとに成り立っている世界に住んでいるし、その考え方はしみついていてそこから脱して再構築することは難しいと思いました。

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