夜のミッキー・マウス (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (113ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101266220

感想・レビュー・書評

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  • 谷川氏の詩集はとても素敵だと思うが、表題から想像していた物と全然違う内容にちょっと困惑した。
    この作品については、自分は共感できない。

  • 「あのひとが来て」「闇の豊かさ」は最高だと思う。
    解説のしりあがりさんが書いてた通り、自分に刺さる詩なんて人それぞれで感じることも違う。けど、押し付けがましく無いのが素敵。
    そうゆうことなんだと思う。

  • いいです。好きです♪
    もう一度よんでみたけど、やっぱり表題とのギャップはあるけど。

  • 2011.07.22 開始
    2011.07.27 読了


    (冒頭)
    夜のミッキーマウスは
    昼間より難解だ
    むしろおずおずとトーストをかじり
    地下の水路を散策する


    (あとがき)
    「この詩で何が言いたいのですか」と問いかける度に戸惑う。何かを言いたくないから、私はただ詩をそこに存在させたいだけだから。

    つまりは、そういうことだ。


    ラストの「谷川俊太郎の詩になりたい」(しりあがり寿 著)も秀逸(あえて解説とは言わない)。

  • ■書名

    書名:夜のミッキー・マウス
    著者:谷川俊太郎

    ■概要

    谷川俊太郎さんの詩集

    ■感想

    難しいですね。
    詩集というのは。

    ただ、言葉の選び方はやはり秀逸というか、響くものがあります。
    困難すぎてさっぱり分からないものもありますが、私は結構好き
    な感じの詩でした。

    詩と言うのは、意味を理解すると言うよりも、そこに置かれた言葉
    の雰囲気を感じ取るという方が強い気がします。
    (そもそも、他の言葉で言いたいことを説明できるのであれば、この
    ような詩は作らないでしょう。芸術とはそういうものです。言葉で
    説明できない感覚的な部分を詩として表現しているのだと思います。)

    あと、気になったのは、この方"細部"という言葉が好きなのかな?
    複数の詩で結構な回数出てきます。
    今は分からないですが、少なくてもこの本に載っている詩を書いて
    いる頃は、結構使用していた言葉だと感じました。

    最後に、私が一番驚いた事実は、鉄腕アトムの歌詞を作詞した方が、
    この人だったということです。
    スヌーピーの翻訳といい、本当に手広く仕事をしていますね~
    すごいです。

    これが320円で読めるのなら、十分な買い物です。
    (タバコより安いです。)

    ■好きな詩

    ・百三歳になったアトム

    ・スイッチが入らない知識人

    ・よげん

    ・忘れること

    ・五行

  • おかげで何かが変わるわけではないけど、詩は私を助けてくれる。金曜ロードショーで「ゲド戦記」を見た後だったから、余計に、抱きしめてほしい気分だったのかな。とてもあたたかかったです。

  • 「悲しみは涙以外の言葉を拒んでうずくまり こっちを窺っている」

  • 詩人はいつも宇宙に恋をしている。作者にも予想がつかないしかたで生まれてきた言葉が、光を放つ。「夜のミッキーマウス」「朝のドナルドダック」「詩に吠えかかるプルートー」そして「百三歳になったアトム」。ミッキーマウスもドナルドダックも、時空を超えて存在している。文庫版のための書き下ろしの詩「闇の豊かさ」も収録。現代を代表する詩人の彩り豊かな30篇。

  • 国語の教科書や合唱曲でしか谷川さんの詩に触れたことがなかったので、雰囲気の異なる作品を読めて新鮮でした。でも谷川さんらしさはどの詩にも溢れていて、やっぱり私は彼の詩が好きだと思いました。

    レビューとは関係ないですが、夏の各社文庫フェアシリーズを購入したのは、これが初めてになります。本屋の店頭に個性豊かにハジけた装いの文庫本がたくさんどわーっと並んでいるのを見ると、どれも欲しいような、でも要らないような気がしてソワソワします。お祭りの屋台を吟味しているときにちょっと似ているかもしれない

  • 生きるのってすごいなぁ、命に対する感覚が大好き

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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