夜のミッキー・マウス (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.54
  • (60)
  • (104)
  • (150)
  • (20)
  • (9)
本棚登録 : 1156
感想 : 116
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (113ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101266220

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • わからん。
    メッセージが明確じゃないから詩は難しい。読み手によるのかな、と思った。

  • どんなふうに生きたらこんな言葉たちが生み出せるのだろう。
    谷川さんの頭の中は一体どうなっているんだろう。
    それぞれの詩の意味を読み解くのは難しそうだったので、何かひとつでも感じとれたらいいなと気楽に読むことに。
    そしたら、あとがきに「意味を訊かれても困る」というようなことが書いてあってた。ふふっ、そうだったのね。
    いくつか、これは子どもには読ませられないっ…という詩もあったけど、こういう読者の反応を谷川俊太郎さんはいたずらっぽく楽しんでいるんだろうなぁとなんとなく想像できちゃう。
    ファンタジックな題名とは裏腹に、少し不思議でシュールな世界観を味わえた。

  •  今更言うまでもないことかもしれませんが、お上手ですよね。どの詩を読み始めても、「ああ、あああ」と嘆声が漏れてくる気がします。
     ご本人の「ああ」という詩まであります。とても楽しい詩集というよな感想は、あちがっているのか、ぼくが、年をとったのか?!
     ブログでもあれこれ、覗いてみてください。
      https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202109070000/

  • いまぼくにと五行が好きだった。でも前半は言葉選びが苦手だった。

  • 2.5というかんじ
    でも詩って特に、読む時の心持ちで評価がだいぶ変わるものだと思う。
    今の私にはとりあえず、よくわからなかった。

    でもこのフレーズに出会えただけでも読んでよかった

    たった今死んでいい という言葉が思い浮かぶ瞬間があって
    そう口に出さずにいられないほどの強い感情があったとしても
    その言葉通りに本当にその場で死んだ者がいるかどうか
    言葉の死が人を生かすこともある という言葉が思い浮かぶ



    私には癒しであるものが誰かには絶えない鈍痛
    だがその誰かも私に思い出させてくれない
    私の犯したのがどんな罪かを


    その人の悲しみをどこまで知ることができるのだろう
    目をそらしても耳をふさいでもその人の悲しみから逃れられないが
    それが自分の悲しみではないという事実からもまた逃れらることができない



  • 高校生ぶりに再読。
    ディズニーが休園になるたびに、なんだか脳裏を掠めるタイトル。
    以前に読んだときは、ただ単にキャラクター批評かな〜と思ったけど、今読むと全然違う感触がする。
    「ひとつまみの塩」が好き。

  • 簡単な言葉から紡ぎ出される独自の世界観は、何でもない日常でさえ意味のあるもののように感じさせてくれるように思いました。特に、読んだ方はわかると思いますが「例のあの詩」が私は好きです笑
    詩集というものを初めて読んだので、そこから何か得ようとしていた私が間違っていると思うのですが、そこまで大きなものは得られなかった感じがします。ただ、詩はそのことが大切ではないので、また気が向いたときに気楽に読み直したいと思います。

  • 正直、詩について詳しくないしよく分からない。だがなんか良いのは分かる。

  • この詩集は、完全に大人向けのものですね。
    子供向けの詩はありません。

    「あのひとが来て」
    という詩が一番好きでした。
    そう思って読んでいたら、谷川さんの文庫版のあとがきによると、「あのひとが来て」は一篇の詩の題名から出世して、立派な詩画集の題名になり、CDもついているそうです。

    漫画家のしりあがり寿さんが解説で、「詩はそれを読んだ人をほんの少しかもしれないが確実に変える。人生をまるごと変えるようなスゴイ詩もあるかもしれないけど、そうでなくても、ちょっとだけ変える。」
    とおっしゃっているのが、よくわかりました。

  • 結構暗めな詩も書くんだなあという印象。『夜のミッキー・マウス』『無口』『有機物としてのフェミニスト』好き。

全116件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

谷川俊太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×