- Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101274225
感想・レビュー・書評
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会社を辞め、日本をバイクに乗って旅するノンフィクション小説で、小説部分と日記部分から構成されている。
道が続いている風景が頭の中で想像でき、旅で出会った人とのエピソードも良かった。
旅と旅行の違いなど精神的な記載や旅をしている作者の心情も描かれており、とても楽しめる作品でした。
旅する時は作者のように本を持って行こうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旅行先で読みたい1冊。
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さすらい。ドラマはないが、本当に楽しんで旅をしているようだ。走り出したくなる。
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バイクの免許を取ることを決意させてくれた作品。
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バイクが好き、一人旅が好き、さすらいが好き
以上全てに当てはまる人には、面白い本。
それ以外の人には、ふーんな本。 -
27歳。恋人はいる。仕事も順調。
でも、ある朝、決めた。
辞表を出し、部屋を引き払い、恋人と別れ、ギアを一蹴り。リア・フェンダーにはテントを積んで、400ccのバイクで日本をさすらう。
ってお話。
バイクでどこそこ行って、あんなんを食べて、こんなんを見た!
っていう話ではなくて、何をして、どんな人と逢って、こんなことを想った。っていうのが軸。
その先に何があるのか、簡単に思考を止めないところに好感を覚える。
度々話がそれるのも面白い。幽霊話や事故る話も出てくる。若干くどいのはしょうがない。
著者のように旅をしたことがある人はごまんといるだろう。
海外での旅も同様に。
けど、その体験を、体験から得た考察を、この本のように昇華出来る人は幾ばくかもいないだろう。
…まぁかく言う自分も同じ。
ちょっとそんな悔しさを抱かせる本でした。
俺もバイクで日本中いろんな道を走りたいな! -
素樹文生が『上海の西、デリーの東』の旅に出る前に実施したオートバイこだわり放浪。その記録です。「旅に必要不可欠な「これから自分がどこへ行ってしまうのだろうか」という、心地よい不安に支えられた自由さ」が随所から感じ取れます。
例の独特な村上春樹の軽くしたような語り口調はもちろん健在。改めて読み返すと、その語り口調に少し僕は抵抗感があったのですが、あとがきの旅の考察にはやたらと共感できます。 -
これを読んで、東日本一周のオートバイの旅に出た。
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バイク乗りの鏡のような、ある日突然全てを捨てて旅に出ちゃった筆者のノンフィクション。
半分くらいは筆者の旅中のメモのようで物語性すらあまりないですが、その辺がリアルでいいです。