日本文学100年の名作 第9巻 1994-2003 アイロンのある風景 (新潮文庫)
- 新潮社 (2015年4月30日発売)
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感想 : 8件
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- Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101274409
感想・レビュー・書評
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吉村、新津→◎
江國香織は、一時期は集中して読み、結構好きな作家だったのだけれど、今読むと「?」である。ふざけんなーと言いながら読んだ。登場人物誰1人としてリアルな現実を生きていない。綿菓子でも食って生きてんのか!と言いたくなる。これでは中年のフシギちゃん。その中年のフシギちゃんをわざわざ書く意味がわからない。
川上も、これはあまり好きじゃないなあ。男が好きになれない。
林はわからない。
浅田、重松、村上、吉本、小池、堀江は安定。両面の意味で安定。
村田、津村→○
ちょっと意外だったのが山本。こんなのも書くんだーと。
乙川は読みにくかった。時代ものが駄目なので。時代ものの情感やメンタリティが私にはないらしく、論理に乗ること自体に手間取ってしまう。
好きなものがあったり、「?」があったり、好きになれないものがあったり、ブツブツ文句言いながら、アンソロジーは1つでも2つでも発見があれば、それでよし。詳細をみるコメント0件をすべて表示