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- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101274812
感想・レビュー・書評
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「刑事の情熱がここにある」――今野敏。強盗殺人、誘拐、立てこもり。これが、現場だ。
ガス自殺に偽装されたアパート殺人、残された柿を手がかりにホシを割った強盗殺人、指揮官自ら先頭で突入した酒店人質立てこもり──。若き日に捜査一課員に抜擢され、さまざまな現場で苦闘しながら観察眼と決断力を鍛え上げた。第62代捜査一課長を務めた著者が、犯罪捜査のすべてを語る。ノンフィクション、そして警察小説ファン必読の情熱的刑事論。『君は一流の刑事になれ』改題。(親本は2010年刊、平成25年文庫化)
・はじめに
・第一章 悔恨を噛み締めて
・第二章 基礎力こそ突破力
・第三章 科学捜査の時代に
・第四章 難事件に挑む
・第五章 生命の尊さと償い
・第六章 リアルタイムで進行する特殊事件に挑む
・第七章 刑事を目指す若者たちへの道しるべ
・あとがき
面白く読みやすい。元は月刊誌「捜査研究」(東京法令出版)に寄稿したものだという。その為、内輪向けの飾らない内容となっている様(先輩が飲み屋で後輩を諭している様)に感じる。
一般人からしてみれば刑事という職人の世界を垣間見ることが出来る。特に貴重なのは、失敗談を基調として論じている事にある。読んでいて同じ失敗を繰り返したくない(後輩に味あわせたくない)という気持ちがうかがえる。(本書にはそれでも警察官かと思うくらい唖然とする人も出てくる)
本書を読むと著者の職務に真摯な姿勢がうかがえるが、あとがきによると全面可視化は反対との事。ここら辺はなかなか難しいものだと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示