キケン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101276328

感想・レビュー・書評

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  • とある工科大学の「機械制御研究部」、通称「キケン」のメンバーが、学祭でラーメン屋だしたり、ロボット大会に出たり、恋をしたり、というお話。

    なんか、リアリティがないんですよね。。女子からみた妄想の男子校、というか。

    作者自身が、あとがきの中でこう書いています。

    『男子というイキモノは独特の世界を持っていると思います。男子しか共有できないその世界は女子から見るととてもキラキラしていて、自分もあの中に混ざりたいなぁといつも思います。でも、その世界は女子が一人でも居合わせると「本来の姿」ではなくなるのです。』

    『全開状態の【機研】を女子は直に観測することができません。全開の【機研】は各自トモダチやカレシ、旦那さんから話を聞く形でしか窺うことができないのです。』

    そうです。この作品の中で書かれた世界は、ありそうでない世界。女性が、人づてで聞いた世界を自分の好みに合わせて着色したもの。すなわち、ファンタジー、或いは妄想の類です!

    あまり男性、女性といいたくないですが、男性、特におじさんにはお勧めしません。まあ、かるく読めるので、実害はありませんが。

  • あの何だかわからないけれどみんなで一緒にいた時間。毎日同じように過ぎて、いつまでも続くような気がしていたのに、もう戻れない。今思い出すと、本当にあの頃って楽しかった。
    機械萌えの男心をくすぐりながら、そんな郷愁を誘ってくれる内容で楽しく読み切ってしまいました。

  • 有川作品、好きだけど、これはちょっと…
    有川さんのアクが出てるかなぁ(自分的)

著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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