オーシティ: 絵本探偵 羽田誠の事件簿 (新潮文庫 き 38-1)

著者 : 木下半太

• 新潮社 (2013年6月26日発売)

作品紹介・あらすじ

オーシティ。かつて「大阪」と呼ばれたこの場所は、世界一のギャンブルシティに変貌し、欲望に覆われた街と化していた。絵本探偵・羽田誠は優しい目の極悪刑事、愛染から謎のターゲット“耳”を追うよう強要される。リミット3日、人質は……キン●マ!?　しゃべくり続ける夫婦殺し屋、超人的な聴覚を持つ盲目の娘――最後に笑っているのは誰なのか？　超速クライムサスペンス！

感想・レビュー・書評

[コノヒトさんの感想 · 2021年6月5日]

拷問がエゲツない。テレビなんかで戯画化して描かれる大阪を、もっと極端にして推し進めていったらこんな風にもなるか。カーペンターズで繋がる縁。

[masatora4さんの感想 · 2019年7月28日]

大阪をモデルにした架空都市での物語。各章が別の登場人物の視点で描かれており、特に探偵が主役という感じはしない。探偵の元妻の正体は意外。

[ロバート出仁郎さんの感想 · 2019年5月25日]

もし大阪にカジノできたら

[2006takahiroさんの感想 · 2018年6月17日]

オーシティ。かつて「大阪」と呼ばれたこの場所は、今や世界一のギャンブルシティに変貌し、欲望に覆われた街と化していた。絵本探偵・羽田誠は、優しい目の極悪刑事・愛染から謎のターゲット“耳”を追うよう強要される。リミット３日、人質は…キン●マ！？しゃべくり続ける殺し屋夫婦、超人的な聴覚を持つ盲目の娘ー最後に笑うのは誰なのか？

[masaboxさんの感想 · 2015年9月10日]

2015/09/07
移動中

[kanichiro304さんの感想 · 2015年2月10日]

毎度おなじみ木下半太劇場。スピード感があるものの、展開にやや無理がある。インパクト重視なので合理的な考察を挟んではいけない。漫画を読むような気持ちで読めばそこそこの満足感。

[k-mattsさんの感想 · 2014年3月16日]

オチがソフトカバーの方もこんなだったか記憶が曖昧だけど、文庫版のほうが良いね。

[xotic023さんの感想 · 2013年11月17日]

主人公の探偵は想像を絶する情けないキャラでしたね。
ほとんど活躍してないし。
その代わりか、やり過ぎやろってくらいすっきり仕事をこなす刑事がいて、当たり前の如く裏切りを重ねてくれました。

気持ち良さは中々のものです。

[roccoさんの感想 · 2013年10月14日]

スピードがあるが、どうも内容が怖い。知りたくもない世界。

[autunno1710さんの感想 · 2013年9月24日]

文庫化にあたり副題をつけたらしいがつけなかった方が良いと思った。絵本探偵という肩書きは何も意味をなしていなかったし、羽田もいきなりすごい探偵だったと言われてもそのエピソードが一切なかったのでよく分からない人で終わってしまった。全体的に薄っぺらい物語だった。

著者プロフィール

一九七四年大阪府出身。作家。劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰。主な著書に『悪夢のエレベーター』『悪夢の観覧車』などの「悪夢」シリーズをはじめ、『アヒルキラー』『裏切りのステーキハウス』など。『悪夢のドライブ』『サンブンノイチ』『鈴木ごっこ』他、映像化作品多数。『ロックンロール・ストリップ』映画化の際は、自ら監督も務める。「仮面ライダーリバイス」（テレビ朝日系列）では自身初の特撮作品メインライターに抜擢された。

「2022年 『オーシティ　負け犬探偵 羽田誠の憂鬱』 で使われていた紹介文から引用しています。」